皆様、こんにちは。U5swです。
今回は、JR東日本首都圏エリアのワンマン運転拡大に関して説明していきます。
鉄道会社の人件費削減や車両側面の監視カメラの普及等により、ここ最近のJR東日本の首都圏エリアでは、短い編成(2~6両編成)の路線を中心に、新型車両や他路線転用車両、既存車両のワンマン運転を拡大しています。ここ5年でワンマン運転となった路線と対象の車両は以下の通り。
ここまでは主に編成両数が短い路線においてワンマン化を進めてきましたが、2025年ダイヤ改正より、中長編成(6~10両編成)の路線において、本格的にワンマン運転を行うことが明らかになりました。
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241106_ho02.pdf
来る2025年春ダイヤ改正において、新たに以下の2路線において、運転手のみのワンマン運転が開始されます。
両路線では改正までに車両側面のカメラ取付や運転席のホームモニタ等の設置工事がほぼ完了している他、中・長編成のワンマン運転でも安全な運行を保てるよう、全駅にホームドアの設置工事を完了させています。
そして、その翌年の2026年春ダイヤ改正においては、
この2路線(1系統)が新たにワンマン運転を開始する見込みとなっています。
横浜線も車両のワンマン化対応工事や駅でのホームドア設置工事が着実に進んでおり、26年改正までには間に合いそうですね。
最終的(2030年頃を目処)には、以下の路線に関してもワンマン運転を行う予定としています。
山手線や京浜東北線では以前から再三言われていたワンマン運転開始ですが、実現にはもう少し時間がかかる見込みです。
一方で、中央・総武緩行線でもワンマン運転を本格化させようとしていることには驚きましたし、津田沼〜西船橋間および中野〜三鷹間に乗り入れる東京メトロ東西線の直通列車に充当される編成も、ワンマン運転の対応工事が行われるのでしょうか?
さらに意外だったのは埼京・川越線であり、池袋〜大宮〜川越間の埼京線の車両しか乗り入れない区間はまだ制約がないので、ワンマン運転は特に支障なく行えますが、池袋以南は湘南新宿ラインや特急列車と線路を共有していることから、ホームドアを設置することが不可能な状況下でワンマン運転を安全に行えるのかという疑問点があります。
そして、まさかの相鉄線直通列車もワンマン化対象である点が気になる部分です。こちらも湘南新宿ラインや横須賀線と線路やホームを共有する中で、今後どういう風に折り合いをつけていくのかが気になります。
いかがでしたでしょうか?
今回はJR東日本首都圏エリアのワンマン運転拡大に関して説明しました!
年々ワンマン運転を行う路線が増えていっている中で、遂に中長編成の車両が走る路線もワンマン化されることとなりました。
運転手と車掌というツーマン体制から、運転手のみのワンマン体制がどんどん拡大し、車掌という存在が益々希少となっていくこの頃。どうかワンマン体制になっても、安全運行が継続できることを願うばかりです。
今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました!