皆様、こんにちは。U5swです。
今回は池袋から豊島園、所沢、西武球場前、飯能、西武秩父を結ぶ西武池袋線系統に関して説明していきます!
まず、西武池袋線系統の対象路線と、その路線の概要に関して説明していきます。
西武池袋線を軸に、東京メトロ有楽町線、副都心線に乗り入れるための西武有楽町線、豊島園に向かうための豊島線(としまえんは昨年閉園)が練馬駅で(なお、有楽町線と豊島線は直接線路が繋がっていない)、メットライフドームの本拠地である西武球場前駅に向かう狭山線がそれぞれ分岐しており、新宿線とは所沢駅で接続を行っています。
また、飯能駅でスイッチバックを行い、吾野駅から先は秩父線として西武秩父まで向かいます(実質、飯能〜西武秩父間が秩父線と思うのがある意味自然である)。
他路線への乗り入れ路線として、小竹向原駅での東京メトロ有楽町線、副都心線(渋谷駅から先は東急東横線、横浜駅から先はみなとみらい線にも乗り入れる)、横瀬駅および西武秩父駅で秩父鉄道線(現在は運行休止中)にそれぞれ乗り入れています。また、野球開催日を中心に、西武新宿線から臨時列車が西武球場前駅に乗り入れます。
西武池袋線系統では、以下の種別が運行されています。
全車座席指定制の有料特急で、特急専用車両が使用されます。2020年までは先代の特急車両10000系「ニューレッドアロー」が使用されていましたが、2019年3月に新型特急専用車両の001系「Laview」がデビューし、2020年3月には池袋線、秩父線(、狭山線)を走る全ての特急車両が001系に統一されました(10000系は新宿線系統の特急「小江戸号」で引き続き運行中)。
停車駅は以下の通り。
池袋、所沢、(西武球場前、)入間市、飯能、横瀬、西武秩父
池袋〜所沢間をノンストップで運行することで、都心と埼玉県西部の通勤需要、および秩父への観光需要に応えています。
2017年3月に登場した、地下鉄直通用の座席指定列車です。平日と土休日で役割が異なり、平日は有楽町線に直通し、都心と西武沿線の通勤需要に、土休日は副都心線、その先の東急東横線、みなとみらい線に直通し、観光、お出かけの需要に応えています。S-TRAIN専用車として、デュアルシート車の西武40000系が使用されており、クロスシート状態で運行されています。
停車駅は以下の通り。
有楽町線系統:小手指、西所沢、所沢、保谷、石神井公園、練馬、飯田橋、有楽町、豊洲(ただし小手指、西所沢、練馬に関しては小手指行きのみ停車、豊洲行きは全て所沢始発)
この内、西武線内の停車駅は豊洲行きが全て乗車専用駅、小手指行きが全て降車専用駅となっています。また、有楽町線内の停車駅は豊洲行きが全て降車専用駅、小手指行きが全て乗車専用駅となっています。
副都心線系統:西武秩父、飯能、入間市、所沢、石神井公園、池袋(副都心線、両方向降車専用)、新宿三丁目、渋谷、自由が丘、横浜(元町・中華街行きは降車専用、西武秩父・飯能・所沢行きは乗車専用)、みなとみらい(横浜と同様)、元町・中華街
乗車券のみで利用できる最上位種別の列車です。2013年3月に東京メトロ副都心線と東急東横線の相互直通運転が始まってからは、多くの快速急行が副都心線、東急東横線、みなとみらい線直通の列車で占められています。
一方で、池袋発着の快速急行はあまりなく、2020年3月の改正では、土休日の朝に4000系を使用した池袋始発の秩父鉄道線直通の長瀞・三峰口行きの快速急行が廃止されました。
また、野球開催日には、元町・中華街始発小手指行きのFライナー快速急行の一部列車が、西武線内を快速として運転し、西武球場前までの運行に変更されます。そのため、所沢、小手指への速達性と利便性を損なわないために、ひばりヶ丘始発小手指行きの快速急行が運行されています。
停車駅は以下の通り。
池袋行き:池袋、石神井公園、ひばりヶ丘、所沢、小手指、入間市、飯能〜西武秩父間各駅
地下鉄直通系統:小竹向原、練馬、石神井公園、ひばりヶ丘、所沢、小手指、入間市、飯能
地下鉄直通系統のみ、練馬駅に停車しています。これは、池袋発着列車との接続を行うため、練馬駅で保安装置の切り替え(池袋線はATS、有楽町線はATCと保安装置が異なる)を行います。
池袋線の優等種別における主力です。地下鉄直通列車はなく、全てが池袋発着で運行されています。原則メトロ車や東急車は急行の運用に入りませんが、ダイヤ乱れ等の緊急時に、地下鉄直通の運転が見合わせになった場合に、メトロ車や東急車が急行の運用に入ることもあります。
また、野球開催時には、臨時列車として西武球場前発池袋行きの急行が運行されることもあります。
停車駅は以下の通り。
池袋、石神井公園、ひばりヶ丘、所沢〜飯能、西武球場前間各駅
地下鉄直通の快速急行の停車する練馬駅は通過します。一方で、所沢以西は各駅に停車し、各駅停車の補完的役割を果たしています。
朝ラッシュ時限定の種別です。飯能始発池袋行きが6本運行されています。停車駅は以下の通り。
池袋、石神井公園、大泉学園、保谷、東久留米、所沢←飯能間各駅
急行との違いは、東久留米駅、保谷駅、大泉学園駅に停車する代わりに、快速急行も停車するひばりヶ丘駅を通過することです。これは、ひばりヶ丘駅の利用客を他の種別で捌き、代わりに東久留米駅、保谷駅、大泉学園駅の利用客が利用できるよう、分散乗車を行うための措置です。
急行と準急の中間の種別で、互いを補完するために設定されています。かつては日中時間帯の地下鉄直通系統(副都心線系統中心)で多く運行されていましたが、2013年の東急東横線との相互直通運転開始に伴い、快速急行に格上げされました。
停車駅は以下の通り。
池袋、(小竹向原、新桜台、)練馬、石神井公園、ひばりヶ丘〜飯能、西武球場前間各駅
急行の停車駅に練馬駅、東久留米駅、清瀬駅、秋津駅を追加した形となります。池袋発着系統も練馬駅に停車します。
通勤急行同様朝ラッシュ時の池袋行きのみ運行される種別です。小手指始発池袋行きのみ6本が運行される希少種別です、停車駅は以下の通り。
池袋、練馬、大泉学園←小手指間各駅
1番の特徴は、急行や快速急行、更にはS-TRAINも停車する石神井公園駅を通過してしまうことでしょう。押し屋が出てくるほど混雑する石神井公園駅を颯爽と通過し、分散乗車を図っています。
急行と共に優等種別の主力として活躍しています。池袋発着系統、地下鉄直通系統ともに幅広く運行されています。停車駅は以下の通り。
池袋、(小竹向原、新桜台、)練馬、石神井公園〜飯能、西武球場前間各駅
池袋、小竹向原〜石神井公園間で通過運転を行い、石神井公園以西は各駅停車の代替を果たす役目を担います。そのため、地下鉄直通系統の準急は僅か3駅しか通過しないということとなっています。
全線において各駅に停車します。ただし、池袋発着と豊島線を走行する各駅停車は全て8両編成、狭山線(野球開催日除く)、飯能〜西武秩父間のみを走る各駅停車は4両編成で運行されています。
以上、とても豊富な種別であり、更には同じ種別でも列車によって停車駅が違うものもあります。以下の表に簡単にまとめましたのでぜひご覧ください。
路線と種別の紹介がとても多かったため、続きはまた次回にします!お楽しみに!