【やまびこ号利用者必見！】東北新幹線を走るやまびこ号の停車パターンを説明！

皆様、こんにちは。U5swです。

今回は東北新幹線の「やまびこ号」に関する停車パターンの紹介です。

やまびこ号とは？

やまびこ号は、東北新幹線の東京〜盛岡間で運行されている種別の1つです。東北新幹線が開業した1982年から運行されており、速達型種別として牽引してきました。その後、「はやて号」や「はやぶさ号」の登場により、やまびこ号は首都圏〜関東北部、福島県〜仙台と仙台〜盛岡間の地方駅輸送に特化した「中距離速達列車」としての役割を担っています。

一部の列車は、福島駅から山形新幹線に入り、山形、新庄へ向かう「つばさ号」と、東京〜福島間で併結運転を行なっています。

使用車両に関しては、E2系およびE5系の他、間合い運用として、E5系、H5系と併結運転を行う形でE6系が使用され、多彩な顔ぶれとなっています。

以前は東北新幹線登場時から活躍していた200系や、「Maxやまびこ号」として2階建車両のE1系やE4系、こまち号の先代車両E3系も運用に入っていました。

座席の構成

はやぶさ号とこまち号は全車指定席でしたが、やまびこ号は自由席も連結されています。また、車両や列車によって自由席の割合が異なるため、ここで詳しく説明します。

E2系(10両編成)

• 東京〜福島間を「つばさ号」と併結運転する場合→自由席:1〜5号車、指定席:6〜10号車(9号車はグリーン車)
• 全区間単独で運転する場合→自由席:1〜7号車、指定席:8〜10号車(9号車はグリーン車)

E5系、H5系(10両編成)

自由席:1〜5号車、指定席:6〜10号車(9号車はグリーン車、10号車はグランクラス)

E6系(7両編成)※E5系と併結運転

自由席:12〜17号車、指定席:11号車(グリーン車)

最高速度

最高速度は、E2系に合わせた275km/hでの運転となっています。ただし、遅延時には回復運転を行うために300km/h以上の運転を行うこともあります。

やまびこ号の停車パターン

まず、停車駅ですが、全ての列車が以下の駅に停車します。

東京、上野、大宮、福島、仙台、仙台〜盛岡間の各駅

続いて、一部の便が停車する駅は以下の通りです。

小山、宇都宮、那須塩原、新白河、郡山、白石蔵王

そして、停車パターンに関しては、大きく分けて以下の3つに分けられます。

• 東京〜盛岡間の中距離速達型(50番台〜)<ⅰ型>
• 東京〜仙台間の中距離速達型(120番台〜)<ⅱ型>
• 東京〜仙台間のほぼ各駅停車型(200番台〜)<ⅲ型>

東京〜盛岡間の中距離速達型<ⅰ型>

大宮〜仙台間で速達運転を行いつつ、仙台以北は各駅に停車するタイプです。号数は50番台〜が割り当てられます。

各列車と停車駅の詳細は以下の通り。

下り(盛岡行き)

下りのⅰ型は停車駅が統一されており、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台と仙台からの各駅に停車します。また、☆マークで示しているのは、E5系orH5系で運行される列車で、全ての列車が該当します。

朝と夕方時間帯には運行されず、代わりに、はやぶさ号のS型(100番台)が役割を担います。

上り(東京行き)

下りと同様、仙台までの各駅と、福島、郡山、宇都宮、大宮、上野、東京に停車します。ただし、50号のみ新白河、68号のみ白石蔵王にも追加で停車します。

こちらも全て☆マークのついたE5系orH5系で運行されています。また、運行しない朝と夕方には盛岡始発のS型はやぶさ号(100番台)が代替します。

東京〜仙台間の中距離速達型<ⅱ型>

大宮〜仙台間で速達運転を行いますが、仙台発着となっています。また、ほとんどの列車が、東京〜福島間で山形新幹線の「つばさ号」と併結運転を行います。

各列車と停車駅の詳細は以下の通り。

下り(仙台行き)

ⅰ型と同様、ほとんどの列車が宇都宮、郡山、福島の3駅に停車しますが、131号に関しては、宇都宮、郡山に停車しないどころか、上野ですら通過してしまう「準はやぶさ号」な一面を持っています。

その他、日中時間帯の列車を中心に白石蔵王に追加で停車を行う他、151号のみ新白河にも停車します。

☆がついているのはE5系orH5系で運行され、その他はE2系で運行されます。先述の通り、ⅱ型は「つばさ号」と併結運転を行うため、E2系での運用がほとんどを占めています。

上り(東京行き)

上りに関しても福島、郡山、宇都宮の3駅には基本的に停車しますが、124号は下りの131号同様郡山、宇都宮、上野を通過する「準はやぶさ号」です。また、ほとんどの列車が白石蔵王にも停車します。下り同様、ほとんどの列車がE2系での運行です。

東京〜仙台間のほぼ各駅停車型<ⅲ型>

ほとんどの駅に停車するやまびこ号です。ⅰ型やⅱ型が一切停車しない小山や那須塩原にも停車し、仙台まで向かいます。なお、那須塩原や郡山までの各駅停車タイプは「なすの号」として運行されます。ⅱ型とは異なり、「つばさ号」は併結しません。

各列車と停車駅の詳細は以下の通り。

下り(仙台行き)

ほとんどの便が白石蔵王のみ停車する他、一部は仙台まで全ての駅に停車します。ただし、最終の223号のみ、小山と那須塩原を通過します。

上りも基本的に白石蔵王のみ通過か、全ての駅に停車するのかの2択です。ただし、202号のみ那須塩原のみを通過します。

東京発着以外の列車

東京発着以外のやまびこ号は以下の通りです。

下り(仙台、盛岡方面)

• やまびこ291号:那須塩原→仙台
• やまびこ97号:仙台→盛岡

上り(仙台、郡山方面)

• やまびこ94号:盛岡→仙台
• やまびこ290号:仙台→郡山

なお、座席に関しては、普通車は全車自由席(ただし土休日の一部は指定席となる列車もある)、グリーン車、グランクラス(アテンダントサービスはなし)は指定席となります。

まとめ:様々な需要に応え続けるやまびこ号

いかがでしたでしょうか？

今回はやまびこ号の停車駅に関して説明しました！

パターンを簡単にまとめると、

• ⅰ型:東京〜仙台間の中距離輸送、仙台〜盛岡間の地方輸送
• ⅱ型:東京〜仙台間の中距離輸送、つばさ号との併結運転
• Ⅲ型:東京〜仙台間の各駅輸送

となります。これらは号数区分で上手く判別できるため、停車駅に注意しつつ上手く利用してください！

今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました！

はやぶさ号、こまち号のパターン紹介はこちらから！