皆様、こんにちは。U5swです。
今回は2022年春のダイヤ改正から、八高・川越線のワンマン化と中央快速線直通列車の廃止に関して説明します。
八高線の八王子〜高麗川間、および川越線の高麗川〜川越(一部南古谷)間を走る区間において、ダイヤ改正よりワンマン運転が開始されます。
この区間では、元々中央・総武緩行線で活躍していた209系およびE231系を、4両編成に短縮した上で209系3500番台、E231系3000番台として転属し、営業運行に就きつつワンマン運転対応工事を施行し、ダイヤ改正でワンマン運転を行うこととなりました。
同じタイミングでワンマン化される相模線同様、首都圏の中で編成両数の短い路線において、人件費の削減、少子高齢化等への対応から、ワンマン運転に切り替わることとなります。
八高・川越線のワンマン運転開始により、朝と夕方に中央快速線から青梅線を経て、八高線との分岐駅である拝島駅からそのまま箱根ヶ崎駅、高麗川駅に乗り入れる列車が廃止されることとなりました。
廃止の理由としては、八高線を走る列車を100%ワンマン運転で運行させるためだと思われます。中央快速線および青梅線の主力車両であるE233系0番台は、ワンマン運転に対応していないため、必ず車掌が乗務するツーマン運転で運行しなければなりません。そのために車掌を手配するとなると、色々と手間がかかってしまうため、完全ワンマン化によって廃止せざるを得なくなったと考えられます。
中央快速線との直通列車は以下の通り。
また、八高線の直通列車は、東京〜拝島間で五日市線直通列車と併結運転を行っていますが、五日市線直通列車も同時に廃止されるようです(こうなると、ホリデー快速あきがわ号はどうなるのでしょうか?)
そして、この改正をもって引退する車両があります。それが209系3100番台です。
この形式は元々東京臨海高速鉄道りんかい線の70-000系であり、開業当初は4両編成でデビューしましたが、2004年に全列車が10両編成に統一されることを受けて編成組み替えが行われました。その際、先頭車に余剰が出てしまったことを受け、新たに製造した中間車を組み込み、4両編成としてJR東日本に転属、209系3100番台として八高・川越線用の車両として活躍することとなりました。
しかし、209系3500番台、E231系3000番台の投入と、ワンマン運転を行うことにあたり、ワンマン運転の対象外となった209系3100番台は役目を終えることとなりました。
以前のこの区間では、205系や209系3000番台といった他の車両も活躍しましたが、これらの形式は真っ先に置き換えられました。209系3100番台がここまで生き残った理由として、209系3500番台とE231系3000番台が、ワンマン運転対応工事を施行するにあたり、運用を離脱せざるを得ない状況だったことから、車両不足を解消するための予備車としての役割を持っていたからです。
209系3100番台の特徴として、りんかい線顔の前面デザインの他、今では稀少となったGTO素子のVVVFインバータ制御装置が稼働していることです。
今回の改正で、またユニークな車両が姿を消すということで、是非こちらも早めに記録しておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は八高・川越線のワンマン運転開始と、中央快速線の八高線直通列車の廃止に関して説明しました!
前回紹介した相模線もワンマン化と八王子直通便が廃止されることから、これらと同様な改革が行われることとなります。
経営面や人事面、輸送の効率化という意味合いで、今後ワンマン化および直通運転の廃止は進んでいくものと思われます。些細なものでもしっかり記録していきたいものです。
今回はここまでとなります!最後までご覧いただきましてありがとうございました!