皆様、こんにちは。U5swです。
今回は、先日公開した京王のダイヤ改正に関して、改正後のパターンダイヤがどうなるのかを予想してみました。
まず、今回の京王線の改正内容を簡単におさらいしておきます。
トピックに関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
以上のトピックを踏まえ、日中時間帯のパターンダイヤを予想しました。比較対象として、ベースとなるパターンダイヤは現行のものを採用し、接続駅、待避駅等に関してはほぼ従来通りとします。列車の本数も、言及されている区間を除き、本数に変化はないものとします。
※ちなみに、京王では20分サイクルのダイヤをベースとしており、各種別、各系統において1時間に3本運行しているダイヤのことを指します。
まずは下りですが、基本的には現行ダイヤの時分とほぼ大差のないダイヤを組んでみました。
変更点としては、特急と準特急が統合されたことによる停車駅の変化と、それに合わせた特急の運行間隔変更(新宿〜調布間で8分-6分-6分となるよう調整)です。
また、特急の笹塚停車による、笹塚で特急京王八王子行き(12:04着、12:05発)と区間急行京王多摩センター行き(12:03着、12:06発)の緩急接続が新規に実現することになったこと、千歳烏山で特急京王八王子行き(12:12発)→各駅停車京王八王子行き(12:14(34)発)への接続機会が増えたことが挙げられます。
さらに、調布でB特急(※)橋本行き(12:30着)から、各駅停車京王八王子行き(12:31(51)発)に乗り継げるダイヤにしたことで、西調布〜府中間のアクセスを強化しています。
(※)Bとは、途中駅(京王多摩センター)で種別を各駅停車に変更するという意味。
なお、平日と土休日において、高尾線の需要が大きく異なることから、特急と準特急の行き先が入れ替わっていました(平日は特急が高尾山口行き、準特急が京王八王子行き、土休日は特急が京王八王子行き、準特急が高尾山口行き)が、改正によって特急が高尾線内各駅停車となることから、平日・土休日の日中時間帯は共通のパターンダイヤになるものと思われます。
相模原線内も土休日の京王多摩センター〜橋本間の本数が平日同様の形で見直されることから、運行区間も行き先も共通となるでしょう。
一方上りですが、こちらも現行ダイヤベースとしていますが、折り返し時間の適正化や特急統一から、従来よりも大体10分ほどシフトしたダイヤを組んでみました。
折り返し時間の適正の例として、橋本駅での折り返しパターンを挙げます。平日日中の現行ダイヤでは、
と、一長一短な折り返し時間となっています。これを10分シフトすることによって、
と、両者ほど良い折り返し時間を確保することができます。よって、万が一遅延が発生した場合でも、折り返しに余裕を持つことができたり、長時間停車をなくすことによる、車両運用の効率化の実現に繋がったりします。
ちなみに、今回この10分シフトが実現できている要因としては、特急統一が大きく関わっていると考えています。特に京王八王子発着、高尾山口発着の準特急と特急は、高尾線内の停車駅の違いから、特急の折り返しが準特急(その逆も然り)という運用を組むことができませんでした。
それが、特急に統一することによって、10分シフトしても大きな影響を受けることがなくなりました。これは、運用効率の面で大きな効果を得られるでしょう。
なお、接続列車や待避列車に関しては、現行ダイヤとほぼ変更はありません。加えて、特急統一と接続改善から、以下の緩急接続を実現しています(()の時刻は予想ダイヤの発着時刻)
いかがでしたでしょうか?
今回は2022年ダイヤ改正後の京王線パターンダイヤを予想してみました!
特急の停車駅増加により、速達性に劣りが出てしまうものの、新規停車駅による緩急接続が増加するため、全体的に利用しやすいダイヤになるのではないかと考えています。
改正後のダイヤがどのようになるのか、期待です。
今回はここまでとなります!最後までご覧いただきありがとうございました!