皆様、こんにちは。U5swです。
今回は、東急東横線に乗り入れる車両と、それぞれの車両がどこまで乗り入れるのかをまとめていきます。
東急東横線は東京の渋谷と神奈川の横浜を結ぶ路線であり、近年では概ね10年ごとに乗り入れ路線を増やし、東横間のみならず関東のあらゆる場所にダイレクトにアクセスできるようになっています。各乗り入れ路線は以下の通り。
よって、今回東横線系統の対象路線は、
と定義して説明を行います(後述する内容は細かい区間も記載予定)。
次に、上記で説明した東横線系統に乗り入れる車両を以下にまとめていきます。なお、2023年3月18日改正時点での乗り入れ車両となっています。
以上、総勢14種類のバリエーション豊かな車両が乗り入れます。また、営業運転では乗り入れは行わないものの、中目黒〜元住吉検車区間において、日比谷線の東京メトロ13000系が鷺沼検車区(田園都市線の鷺沼駅横)で全般検査を行う際に乗り入れています。
東横線系統の対象路線、乗り入れる車両をまとめましたので、ここから各車両ごとに乗り入れを行う路線をまとめていきます。グループは以下の通り。
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | × |
東武東上線(和光市〜小川町間) | ○ 但し、和光市〜志木間のみの乗り入れ |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | ○ |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | △ ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ |
西武狭山線 | △ 野球開催時のみの乗り入れ |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × |
東急新横浜線 | △ ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れ予定?(試運転実施済み) |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | × |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | × |
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | △ ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れアリ |
東武東上線(和光市〜小川町間) | ○ |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | ○ |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | △ ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ |
西武狭山線 | △ 野球開催時のみの乗り入れ |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × (試運転で乗り入れ済み) |
東急新横浜線 | ○ |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | ○ |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | ○ |
※相鉄本線(横浜〜西谷間)も、定期乗り入れを行います(後日修正)
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | × |
東武東上線(和光市〜小川町間) | ○ 但し、和光市〜志木間のみの乗り入れ |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | ○ |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | △ ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ |
西武狭山線 | △ 野球開催時のみの乗り入れ |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × |
東急新横浜線 | △ ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れ予定? |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | × |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | × |
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | × |
東武東上線(和光市〜小川町間) | ○ 但し、和光市〜志木間のみの乗り入れ |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | ○ |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | △ ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ |
西武狭山線 | △ 野球開催時のみの乗り入れ |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × |
東急新横浜線 | △ ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れ予定?(試運転未実施) |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | × |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | × |
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | ○ |
東武東上線(和光市〜小川町間) | ○ |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | ○ |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | △ ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ |
西武狭山線 | △ 野球開催時のみの乗り入れ |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × |
東急新横浜線 | △ 乗り入れアリ?試運転実施済 |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | × |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | × |
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | ○ |
東武東上線(和光市〜小川町間) | ○ |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | ○ |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | × |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | × |
西武狭山線 | × |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × |
東急新横浜線 | △ 定期運用では乗り入れない、試運転実施済み |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | × |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | × |
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | ○ |
東武東上線(和光市〜小川町間) | × |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | ○ |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | ○ |
西武狭山線 | ○ |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | ○ |
東急新横浜線 | △ 緊急時に乗り入れアリ(可能性低)?試運転未実施 |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | × |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | × |
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ |
横浜高速みなとみらい線 | ○ |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | ○ |
東武東上線(和光市〜小川町間) | × |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | ○ |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | ○ |
西武狭山線 | ○ |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × |
東急新横浜線 | △ 緊急時に乗り入れアリ?試運転実施済み |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | × |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | × |
乗り入れ路線 | 乗り入れ可否 |
---|---|
東急東横線 | ○ 但し、日吉〜横浜間はダイヤ乱れ時のみ?(試運転実施済み) |
横浜高速みなとみらい線 | △ ダイヤ乱れ時のみ?(試運転実施済み) |
東京メトロ副都心線 | ○ |
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間) | △ ダイヤ乱れ時のみに極稀に入線?(試運転実施済み) |
東武東上線(和光市〜小川町間) | × |
東武東上線(東武池袋〜和光市間) | × |
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間) | × |
西武池袋線(西武池袋〜練馬間) | × |
西武狭山線 | × |
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間) | × |
東急新横浜線 | ○ |
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線 (新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) | ○ |
相鉄本線(横浜〜西谷間) | ○ |
以上のことから、まとめは以下の通り。
ということとなります。
よって、2023年3月18日改正後において、最も運行可能範囲が広いグループは、
「東急車10両編成、すなわち東急5050系4000番台」となります。
自社の東横線は勿論のこと、みなとみらい線、副都心線、東武東上線、西武池袋線にも乗り入れ、加えて東急新横浜線、そして相鉄線にも乗り入れることが決まっています。
また、ダイヤ乱れ等による代走で有楽町線、西武池袋線の池袋〜練馬間も走行経験があり、野球開催時には西武狭山線にも乗り入れます。また、過去に4102Fが西武秩父線の西武秩父駅まで試運転を行なったことがある他、同じく4102Fが相鉄線内の試運転で相鉄本線の横浜〜西谷間にも乗り入れています。
以上のことから、定期運行だろうが臨時運行だろうがほとんどの路線に乗り入れられるユーティリティ性を最大限に兼ね備えているのが、東急車の10両編成と言えます。
しかし、これ以外のグループにおいても、運行範囲が広く、乗り入れる路線が多岐にわたっていることがわかります。
最後に、各直通系統と充当対応車両に関してまとめます。
全ての車両が乗り入れに対応
東急車、横浜高速車、メトロ車、東武車が乗り入れに対応
※東急車8両編成、横浜高速車、メトロ車8両編成の東武東上線への乗り入れは志木までに限る。
東急車、横浜高速車、メトロ車、西武車が乗り入れに対応
東急車、相鉄車が乗り入れに対応
※横浜高速車、メトロ車、東武車、西武車は定期乗り入れなし(横浜高速車除き試運転は実施済み)
東急車が乗り入れに対応
※横浜高速車、メトロ車、東武車は定期乗り入れなし(横浜高速車除き試運転は実施済み)
東急車10両編成、相鉄車が乗り入れに対応
東急車10両編成のみ乗り入れに対応
東急車10両編成、メトロ車10両編成、東武車、西武車、相鉄車が乗り入れに対応
※東急車10両編成、相鉄車はダイヤ乱れ時等における代走のみ運行
東急車10両編成、メトロ車10両編成、東武車が乗り入れに対応
※東急車10両編成はダイヤ乱れ時等における代走のみ運行
東急車10両編成、メトロ車10両編成、西武車が乗り入れに対応
※東急車10両編成はダイヤ乱れ時等における代走のみ運行
いかがでしたでしょうか?
今回は、相鉄・東急直通線開業後の、東急東横線系統に乗り入れる車両の運行範囲をまとめてみました。
合計6社の車両が一堂に会する東横線系統ですが、会社ごとに、編成両数的に、車両の仕様的に細かく運行範囲が定められていることがわかりました。
その中でも、上記でも取り上げたように、東急車の10両編成は非常に運行範囲が広く、横浜高速は元町・中華街まで、メトロは新木場まで(但し代走のみ)、東武は小川町まで、西武は飯能まで、相鉄は海老名or湘南台まで乗り入れるため、関東のあらゆる場所で活躍を見ることができます。
様々な車両が乗り入れることが醍醐味の直通運転。3月からの東横線直通に益々期待です!
今回はここまでとなります。最後までご覧くださいましてありがとうございました!