皆様、こんにちは。U5swです。
今回は2024年ダイヤ改正より、都営新宿線のダイヤ改正について紹介します!
2024年3月16日に行われるダイヤ改正内容トピックは以下の通り。
かつては日中時間帯に毎時3本運行されており、新宿〜本八幡間全体で通過運転を行い、速達運転を担っていた都営新宿線の急行。しかし、一部需要のある駅も通過していることと、近年の情勢等も踏まえて、各停に置き換えられる形で大減便がなされました。
2023年のダイヤ改正時点では、
と僅かな本数しか運行されていません。このことから、都営新宿線の急行は近いうちに廃止されるのではないかとも言われていました。
しかし、今回のダイヤ改正において、まさかの“急行増便”が決定しました。詳細は以下の通りです。
よって、改正後の運行時刻は以下の通りになりました。
以上のように増便がなされました。
個人的に急行の存在が都営新宿線全体で足枷となってしまっているのではないかと思い、増便はあまり考えられませんでしたが、郊外の船堀や本八幡と都心方面への速達需要は未だ残っており、ラッシュ時間帯の増便は郊外地域の強い要望があっての実現と見ています。
一方で、各停停車駅からすると、岩本町や大島、瑞江での通過待ち、接続待ちによる所要時間増加や、各停同士の間隔が空いてしまうなどデメリットが増えてしまいますが、緩急分離の面で急行を可能な限り増やした結果なのかなと見ています。
かつては日中時間帯において、急行が毎時3本、各停が毎時9本運行されていましたが、現在では各停のみが毎時11本運行されているダイヤとなっています。
ところが、次のダイヤ改正において、日中時間帯の運転本数の適正化を図った結果、各停のみが毎時11本から“毎時10本”へと毎時1本減便となります。
減便と聞くとついマイナスなイメージを抱きがちですが、この減便において毎時10本での運行となることから、都営新宿線内の全区間において、“6分ヘッド”の等間隔での運行となり、発車時刻がわかりやすくなります。これは利用者からすると使いやすいダイヤと言えるでしょう。
従来のダイヤだと5~6分間隔と不均等なダイヤでよくわからないイメージがあっただけに、ポジティブな減便と言えそうです。
急行運転を行う都営新宿線において、急行の速達性向上のために、途中駅に待避可能駅を設けて、急行が先行の各停を追い抜いています。都営新宿線の待避可能駅は岩本町、大島、瑞江の3駅で、岩本町、瑞江は各停のみの停車駅で、急行の通過待ちを行うだけですが、大島は急行も停車するため、各停との緩急接続が行えます。
しかし、急行の中には、岩本町と瑞江で各停を追い抜くだけで、大島での緩急接続を行わない列車もあり、急行に乗車し、急行通過駅で下車される方(その逆もあり)からすると、利用しにくいというデメリットが生じていました。
そこで、今回の改正より、全ての急行が大島で各停と緩急接続するように変更し、急行から各停へ、各停から急行への乗り換えがスムーズになります。
いかがでしたでしょうか?
今回は2024年ダイヤ改正における、都営新宿線のダイヤ改正内容を説明しました!
風前の灯とも言われた急行が、この改正で増発されることに驚きましたが、本数が少なくなっても急行の需要はまだ残っており、今回の増発により、急行復権への第1歩となるのではないかと思っています。改正後の利用状況がどうなるのか?急行増便の吉凶はどうなるのか?ここに注目していこうと思います。
今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました!
都営新宿線改正のプレスリリース↓
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2024/sub_p_2024020911357_h_01.pdf