皆様、こんにちは。U5swです。
今回は、JR西日本の吹田総合車両所京都支所に関する、近郊型車両の動向に関して、2022年11月時点での状況をまとめていきます。また、今後の国鉄車置き換えに関する車両の転属予想を後半で説明します。
(2023.2.16追記) 2023年に入って再び221系と223系が京都支所に追加転属しているため、記事の後半で紹介しています。
2022年春のダイヤ改正後、吹田総合車両所京都支所(以下、京都支所)を中心としたJR西日本近畿地区の近郊型車両に大異動が発生しました。
以下に各車両所からどの車両が京都支所にやってきたのかを簡潔にまとめました。
なお、車両の動きや詳細に関しては、以下のサイトを参考に説明しています。また、各編成の編成番号に関しては、各先頭車の番号を基準としています。
JR編成表、配置表 https://sirasagi683kei.wiki.fc2.com
網干から京都へは、223系の4両編成1本、6両編成2本が転属しました。転属に合わせて、4両編成はR編成、6両編成はP編成として改番がなされ、6000番台化(元の最高時速130km/hを120km/hに落とし、221系と併結運転を可能にする作業)がなされています。
2023年1月30日、ここ数ヶ月吹田総合車両所本所に入場していたP01編成が出場したと同時に、パンタグラフが増設され、Wパンタ車両に改造されていることが確認されました。
6両編成のWパンタ車は初めてであり、置き換え目的の117系にWパンタ車が存在し、Wパンタ車限定運用が存在していることから、117系置き換え後も引き続き6両車のWパンタ車限定運用を設けるために改造されたものと思われます。なお、P01編成自体は2月1日に運用復帰しています。
この流れから、今後はP02編成も同様の改造が行われるものと見ています(後述する221系F編成も対象か?)。
なお、2021年春にも、網干から京都へ223系の4両編成2本が転属しており、転属に合わせてR編成に改番、6000番台化がなされた上で、嵯峨野線と湖西線(普通列車のみ)の運用に221系と共通で使用されています。
ちなみに、この2編成の転属理由は今回の大異動とは少し異なり、
という理由と手順で行われています。
宮原から京都へは、223系の4両編成5本が転属しました。転属に合わせてR編成に改番されましたが、5編成とも冬季時の架線に付着した霜を取る対策としてパンタグラフが1両に2基搭載されていることから、区別のために200番台が付与されています。なお、宮原時代も6000番台だったため、転属前後で番台の変化はありません。
日根野から京都へは、223系の4両編成2本が転属しました。転属に合わせてR編成に改番されましたが、他の223系と仕様が異なるため、50番台が付与されています。なお、営業運転に就いていないため、番台の変更はなされておらず、今後変更されるかも不明です。
奈良から京都へは、221系の8両編成1本が転属しました。転属に合わせてF編成に改番されました。また、京都支所の221系4両編成1本を活用し、編成組み替えを行い、6両編成2本を組成しています。
※元ナラNB802編成に連結されていたサハ220-18、モハ220-18の2両を、元キトK10編成に組み込み、両編成を6両編成化。
なお、転属してきた時期や運行開始時期等は、こちらの記事を参照願います。
これは以前の記事でも説明していますが、221系や223系がなぜここまで大規模な異動が発生している理由には、
この2つが大きな要因となっています。
昨今の相次ぐ減便ラッシュで運用が減少し、各車両区において余剰車が発生しています。その余剰車を有効活用し、40~50年活躍し老朽化の進む国鉄型車両を置き換えることで、新型車両の導入コストを抑えたり、ベテラン車両の故障頻発による運行トラブルの減少に繋げることができます。
京都支所に残存している国鉄型車両の113系と117系ですが、2022年現在は、
で普通列車として運行を続けています。
続いて、各形式の状況をそれぞれ紹介します。
2022年3月時点では、113系が4両編成16本在籍しています(内C編成が5本、L編成が11本)。その内、C編成の2本とL編成の4本は霜取り対策でパンタグラフが2基搭載されています。
113系の置き換え対象として、223系のR編成(R01,R02編成除く)が挙げられており、2022年10月現在では、R編成の内6編成(R03,R201~R205編成)が既にデビューしていますが、これによって運用離脱した編成は未だに出てきていませんでした。
(2023.2.10追記) 2022年10月の運用変更に伴い、一部の113系の運用が221系or223系6000番台の運用に置き換わりました。よって、11月にC8編成、C10編成、C13編成、L7編成の4両編成4本が定期運用から離脱しました。
そして、2023年の1月27日にC8編成が、2月2日にC10編成がそれぞれ吹田総合車両所本所へ廃車回送がなされました。今後は2023年転属分の223系によって運用離脱および廃車回送がなされる編成が続々と現れるでしょうし、早ければ2023年3月の改正までに全ての113系が運用を離脱する可能性も0ではありません。
(2023.3.2追記) 2023年3月1日にL7編成が廃車回送されました。
2022年3月時点では、117系が8両編成1本(T編成)、6両編成6本(S編成)が在籍しています。その内、S5編成以外の編成には霜取り対策でパンタグラフが2基搭載されています。
ただし、3月にS3編成が編成単位で廃車され、5月にT01編成がクハ117-1の1両を残して廃車がなされました(残存した1両は展示用)。
そのため、2022年10月時点では、6両編成5本が活躍しています。
117系の置き換え対象として、221系のF編成と223系のP編成が挙げられおり、2022年10月時点では計4編成(F01編成,F05編成,P01編成,P02編成)が営業運転に就いています。
(2023.2.10追記) 113系同様、117系も2022年10月に運用変更が行われ、一部運用が221系or223系6000番台の運用となりました。よって、S5編成とS6編成の2編成が定期運用から離脱し、2022年11月7日にS6編成が吹田総合車両所本所に廃車回送がなされました。
117系に関しては、置き換え用の6両編成の車両が転属してきていないため、2023年3月の改正までに全て置き換わるのかは不透明です。今後の車両動向次第で決まるでしょう。
転属や編成組み替えによって続々と運用入りしている221系と223系。この度、10月のダイヤ修正と共に、113系、117系と221系、223系の運用に変化が生じました。
まず、国鉄型車両の113系と117系の土休日の運用数ですが、
という変化が生じました。一方で、運用が減少した分221系、223系の運用が増加していることとなります。
※現時点では仮の情報です。
なお、平日に関しては、
となっています。
運用に関する参考文献リンクは以下の通り。
運用表(仮)を見ていて思ったのは、
となっています。特に113系の湖西線運用が激減し、221系と223系の運用にほぼ置き換わっているのはビックリしました。湖西線で走っているイメージの強い113系がほぼ見られなくなったのを見ると、世代交代が行われたことを痛感しますね…
2022年3月時点と11月時点での編成数の変化を以下に示します。
よって、113系と117系を完全に置き換えるために必要な編成数は、
となります。なお、京都支所の運用も近年の減便で減っていることもあり、必ずしも113系の9編成分と117系の3編成分を不足なく置き換える必要はありませんが、嵯峨野線の観光シーズン時やサッカー開催日での増結運用や臨時増発対応のため、ある程度編成数は確保しておかなくてはならないと思います。
よって、この春に転属してきた編成数ではもちろん足らないため、更に他所から転属させる必要があります。
そこで、今後どこから京都に車両が転属してくるのかを予想しました。
まず、117系の置き換え用として誕生した6両編成の221系F編成。2022年10月時点では、F01編成とF05編成の2編成が京都支所に所属しています。
しかし、ここで不自然な点が1つあり、
「F02編成〜F04編成が空き番号となっている」
ということです。通常であれば、他の車両区に転属した車両は、編成番号を変更する際に、空き番号なく通しで番号を振っていきますが、この221系F編成に関してはF02,F03,F04が飛ばされた状態でF05編成が誕生しています。
このことから、F02編成〜F04編成の3編成分に関しては、
「他所の車両区から京都に転属させる」
ことが濃厚と言えます。
2023年2月時点で221系が所属している車両区は、京都、奈良、網干の3つです。
ただし、網干の221系に関しては、225系100番台の増備によって奈良に転属し、玉突きで残存している奈良の201系を置き換えており、現在も奈良に201系が残存しているため、奈良の221系が京都に転属する可能性は低いです。
よって、221系の転属は網干から行われることとなります。
ここで、2023年2月時点で残存(営業運転中)している201系と、奈良に転属し201系を置き換えた221系と、網干に残存している221系の編成数を以下に示すと、
よって、今後転属が確定している網干の221系6両編成11本に関して、
よって、奈良の201系を完全に置き換えることが可能なのに加え、京都の117系7本を221系F編成5本+223系P編成2本で完全に置き換えることが可能です。
なお、奈良の201系に関しては、2023年までに全て221系に置き換えられる予定です。
正式な転属ではなく、各車両区の車両運用と車庫容量の関係から、一部の編成が他所で疎開留置が行われています。2023年2月現在、疎開留置されている編成は以下の通り。
この6両編成5本が現在疎開留置されていますが、今後の運用次第では、これらの車両が所属先に戻り、玉突きで転属が発生する場合も考えられます。
考えられる玉突き転属としては、
の2通りが考えられます。
まず、前者に関しては、奈良の201系を置き換えるという目的の他に、
というイベントが2023年3月18日のダイヤ改正より実現され、両路線共に奈良所属の221系6両編成が必要となるため、疎開中の編成はそのまま奈良に戻ることが濃厚と言えます。従って、そのまま京都転属の可能性は低いです。
次に、後者に関しては、前者のようなイベントは発生しないため、疎開中の223系or225系を網干に戻し、玉突きで網干の221系6両編成を京都に転属させて残りの117系を置き換える可能性があり得ると見ています。
現在、疎開中の4編成に加え、221系転属用の225系100番台が2022年にもう1編成(L10編成、営業運転中)新製されているため、221系3編成を京都に持っていく余裕はあると言えます。
先述の通り、117系の置き換えに関してはある程度見通しが経っています。
しかし、問題なのは113系。117系よりも編成数が多く、全て置き換えるために後9編成ほど用意する必要があります。しかし、他所から編成を寄せ集めるにしても、編成数には限りがあるため、どこからどれだけ持ってくるのかが気になるところです。
なお、他所から京都支所に転属する車両に関しては、221系か223系2000番台、および223系2500番台のみに限定します。これは221系と223系が共通運用ならびに併結運用を行うことと、網干時代には223系2000番台のみを6000番台化して221系と併結運転を行なっていたため、併結実績のない223系0番台や223系1000番台、225系は対象外と考えます。
網干の4両編成に関しては、223系1000番台5編成(内2編成Aシート連結)、225系0番台3編成、225系100番台7編成の転属は考えられないため、223系2000番台にのみ注目すると、V6〜V55編成、V58〜V63編成の56編成が在籍しています(V56,V57,V64編成は京都のR01,R02,R03編成として転属済み)。
2022年時点における網干の4両編成の運用数は64運用(内1運用Aシート車固定)であり、4両編成全体は71編成(内2編成はAシート連結)です。よって、このまま運用数が変わらなければ、2編成ほど転属できる余裕はあります。
ただし、東(北)は敦賀、西(南)は播州赤穂まで幅広く運用に入る他、8両編成の運用を4+4両で代走して回すことを考えると、簡単に京都へ転属できるわけではありません。また、現在は201系置き換えによる221系の転出を目的に車両事情が動いているため、113系の置き換えはその後となるかもしれません。
なお、車両の運用数に関しては、以下の記事を参考にしています。
宮原の4両編成に関しては、225系6000番台3編成の転属は考えられないため、223系6000番台のみに注目すると、MA06〜MA22編成の17編成が在籍しています(MA01〜MA05編成は京都のR201〜R205編成として転属済み)。
2022年時点における宮原の4両編成の運用数は18運用(内4運用はWパンタ車専用運用)あり、4両編成の全体数が20編成のため、予備車のことも考えると、これ以上宮原から京都に持っていける編成はありません。
そもそも2022年の改正で4両編成の運用は5運用減らされたらしく、その余剰車として5編成が一気に京都に転属したため、出せる余裕は出し尽くしたと言っていいでしょう。
なお、車両の運用数に関しては、以下の記事を参考にしています。
日根野の4両編成に関しては、223系0番台および223系0番台と2500番台の混結編成計27編成、225系5000番台29編成、225系5100番台14編成の転属は考えられないため、223系2500番台のみで構成された編成のみに注目すると、HE421,HE424,HE425,HE433,HE434,HE435編成の6編成が在籍しています(HE419,HE420編成の2編成はR51,R52編成として京都に転属済み)。
2022年時点における日根野の4両編成の運用数は63運用(内6運用は225系5100番台固定運用)あり、4両編成の全体数が76編成(内225系5100番台14編成)のため、だいぶ車両に余裕のある状況です。そのため、仮に223系2500番台のみで構成された上記の6編成を揃って京都に持っていっても運用を回すことができると考えています。
ただし、現在223系は0番台を中心に体質改善工事を施行している関係で、数編成が運用離脱を余儀なくしていることもあり、段階に分けて転属させる可能性も考えられます。
もし6編成を一気に京都へ持っていくとなると、その分113系6編成の置き換えに使用することが可能となります。
ちなみに、2022年の改正で日根野の4両編成の運用は8運用も減らされたらしく、この春に2編成が京都に転属しましたが、次の改正で運用が減らないようであれば、上記の6編成も転属する可能性は高いと言えるでしょう。
なお、車両の運用数に関しては、以下の記事を参考にしています。
以上のことから、今後113系の置き換えを目的に京都転属を行う車両として、
この2つが考えられます。
また、113系置き換えを目的に、今後網干の225系100番台の4両編成を増備し、223系2000番台の4両編成を転属させて置き換える可能性も考えられます。
2022年4月の宮原車の転属以降、暫く動きがなかった223系。しかし、2023年に入ってから新たな大異動が現れました。以下、各所属ごとに紹介していきます。
2022年ダイヤ改正直後に、鉄道ファンを驚かせた日根野の2500番台の京都転属。しかし2022年内に転属した2500番台は2編成のみで、他の223系と仕様が異なることから営業運転にもついておらず、もう何編成か転属するのではないかと予想していました。
そんな中、2023年に、2500番台が6編成もやって来ることとなります。
まず、第1陣として、4両編成2本が連結をした上で京都へ転属回送がなされました。転属編成は以下の通り。
となっております。
第1陣の転属から1週間後、第2陣として4両編成2本が連結の上、京都へ転属回送がなされました。転属編成は以下の通り。
となっています。
第2陣から暫く経ちましたが、2月10日に最後の第3陣となる4両編成2本が連結の上、京都へ転属回送がなされました。転属編成は以下の通り。
となっています。
以上の計3度の転属回送により、日根野の2500番台が一気に6編成も京都に転属し、昨年転属分と合わせて4両編成8本の2500番台が京都に集結しました。また、4両全てが2500番台で構成されている編成は全て京都に転属した模様です。上記の置き換えの進捗予想は奇跡的に全て的中することができました。
今後は2023年3月18日のダイヤ改正より113系の運用を一部置き換える形で運用に就くのではないかと考えています。なお、2500番台がどの運用に就くのかの予想に関しては、以下の記事で詳しく説明しています。
日根野の2500番台の大異動に便乗?して、網干からも更に2編成が京都にやってきました。
まず、2000番台の4両編成1本が京都へ転属回送されました。今回転属した編成は、
であり、R01~R03編成同様、6000番台に改造の上営業運転に就きます(2023.3.7より営業運転開始)
暫くして更に、2000番台の4両編成1本が京都へ転属回送されました。今回転属した編成は、
であり、同様に6000番台化されて営業運転に就きます(2023.3.6より営業運転開始)
2021年より3年連続で網干のV編成が転属となりましたが、今回の転属理由としては、
“225系Aシート付き編成の新製”
が大きく関わっているものと思われます。
2023年3月18日のJR西日本ダイヤ改正により、これまで1日2往復のみの新快速に導入されていた座席指定車両「Aシート」の営業列車が、6往復に増発されることが発表されました。
その関係で、これまで223系1000番台の内、V編成(4両編成)の内1両を改造した編成が2編成いますが、その2編成だけで6往復運行することができないため、新たに
225系100番台の”Aシート付き編成”を4両編成2本製造すること
が明らかとなりました。
その4両編成2本が製造されたことで、玉突き転属が発生する形となり、その結果V55編成とV58編成が京都へ転属されることとなりました。
上記の置き換え進捗予想では、網干から2編成ほど転属できる余裕はありそうと予想しており、実際に2編成が転属しましたが、予想を出した時点でAシート車両が新製されることは全く知らなかったので、こういう理由での転属は予想外過ぎました…
2023年の1~2月大異動で4両編成8本の223系が京都にやってきました。ここで、113系置き換え用に他所から転属してきた223系4両編成を以下にまとめると、
となっており、一応16本分の置き換え編成は揃いました。
但し、先述の通り、221系K10編成が6両編成に増結されてF05編成になったことから、4両編成の全体数は1編成少ない状況となっています。
また、後述の221系に関する動きより、2023年改正時で113系が完全引退するかどうかはわからなくなりました。
223系の動きが目立つ中で、221系に関しても徐々に動きが活発化しています。
基本的には網干→奈良への転属ですが、京都を介した転属も行われています。
2月25日と26日の2日に渡り、網干の6両編成2本が京都へ転属しました。転属した編成は以下の通り。
この2編成は117系置き換え用として転属し、不自然に空いていたF02編成~F04編成の内、F03編成とF04編成として活躍することとなります。残りのF02編成に関しては、おそらく改正前後での転属が濃厚と思われます(B10編成が候補筆頭?)。
上記の2編成に加え、2023年2月22日には網干のB11(221-50)編成が宮原支所へ疎開回送がなされました。この編成は京都支所に直接回送されていないため、奈良への転属と思われます。
また、網干では221系が抜けた分の補填として、網干の223系J10編成とJ11編成が一時的に6000番台化改造がなされ(編成番号もBJ10編成とBJ11編成と変更)、221系との共通運用を行なっています。
京都の113系完全置き換えまですぐそこまできた矢先、なんと京都の221系が奈良に転出してしまう事態となりました。今回奈良へ転属した編成は、
この4両編成2本です。
では、なぜ今回この転属が発生することになったのか?それは、
“おおさか東線の直通快速がダイヤ改正で車両変更を行うこと”
が確定しているからです。
JR西日本は2023年3月18日のダイヤ改正において、新大阪〜放出〜久宝寺〜奈良間で運行している直通快速に関して、以下のような変更がなされると発表しました。
よって、直通快速の車両変更によって、直通快速を担当する車両所も変更となります。
これまで使用されていた7両編成のロングシート車(207系,321系)の担当は網干総合車両所明石支所(車両の入出庫は放出から)であり、ダイヤ改正後に使用される8両編成のクロスシート車は、奈良の221系か宮原の223系6000番台or225系6000番台が候補として考えられていました。
しかし、今回の221系4両編成の転属より、直通快速の運行が奈良の221系で担当することがほぼ確定となり、直通快速の運用分を確保するために、8両編成で運行できる車両が新たに必要となりました。そこで、京都から4両編成2本を持ってくることで、4+4の8両編成で運行させられる列車を確保したということです。
今後、改正前後では追加で221系4両編成の奈良転属も十分考えられます。
では、奈良に転属した221系4両編成の補填はどうするのでしょうか? まず考えられるのは113系を全車引退にせず一部残すことが挙げられますが、いずれ113系が全車運用離脱することを考えると、他所から車両を持ってこないといけません。その他所から持って来る車両の筆頭候補は、
宮原の223系6000番台の京都追加転属
が挙げられます。これは、直通快速の車両変更が間接的に関わっており、奈良の221系によって置き換えられる207系or321系の直通快速運用分を、JR宝塚線(福知山線)の快速系統の運用に回します。よって、223系6000番台or225系6000番台で運行されてきた快速運用が207系or321系によって置き換えられることで、余剰車が発生します。この余剰となった223系6000番台を京都に持っていくことで、221系の補填を行うことが可能です。
この車両の流れからも今後目が離せません。
いかがでしたでしょうか?
今回はJR西日本の吹田総合車両所京都支所の221系と223系の転属と、113系と117系の置き換えに関しての中間レポート、および今後の国鉄車置き換えに伴う221系と223系の転属がどうなるか予想しました。
10月の修正で113系と117系の運用が大幅に縮小されており、京都の113系と117系の活躍にもそろそろピリオドが打たれようとしています。
国鉄車の活躍を見守りつつも、車両の動向に注目して行きましょう!
今回はここまでとなります!最後までご覧くださいましてありがとうございました!