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皆様、こんにちは。U5swです。
今回は、2026年8月22日に実施される、京阪電鉄のダイヤ改正に関して説明します!
なお、京阪電鉄HPより既に新ダイヤの時刻表が発表されているので、時刻表の情報も確認しながら紹介していきます!
ここからは詳細を深掘りしていきます。
京阪線における現行の日中パターンダイヤは、
というシンプルな12分ヘッドのパターンを構成しています。このパターンダイヤがこの改正でまたテコ入れがなされます。
改正前と改正後の変更点として、
という形に大きく変わります。よって、淀屋橋〜枚方市間の準速達種別は準急オンリーから準急→快速急行→準急→快速急行…という形で交互運行に変更、併せて、萱島〜出町柳間の各駅停車も準急オンリーから準急→普通→準急→普通…という形で交互運行に変更となります。なお、12分ヘッド(毎時5本)の基準は変わらないため、
24分ヘッド
という超変則的なパターンダイヤが構成されることとなり、時間帯に応じて毎時2本来ることもあれば毎時3本来る場合もあり、利用客からすると更にわかりづらいダイヤとなってしまいます(60分で1サイクルから、120分で1サイクルとなる)。
昔の10分ヘッド(毎時6本)の基準に戻せよという声が挙がるのも無理はないですが、そこまで利用者が多いということでもないため、止むなしと言ったところでしょう。
そして、萱島発着の普通が出町柳発着へ延長されることを受けて、2025年から運行を始めた本線4両の運用が遂に出町柳まで拡大されます。基本的に淀屋橋or中之島〜萱島間での運行を基本とし、入出庫等の関係で枚方市や樟葉、淀まで乗り入れる運用も僅かながらありましたが、今回の改正でいよいよ本線全体で4両の運用が始まります。
ここからは、今回の改正でなぜこのようなパターンダイヤ変更に至ったのかに関して個人的な考察を行います。
まずは、京阪の一般車両の中で唯一の8両固定編成を組んでいる6000系の有効活用です。朝夕時間帯は特急から普通まで幅広い運用に入り、ラッシュ時の大量輸送を支える欠かせない存在となっていますが、逆に日中時間帯は出番がなく、車庫でお昼寝しているニート状態と化しています。現行の日中ダイヤだと、
という状況なため、6000系の出番がほとんどないのです。但し、全てをニート状態にしておくのは流石に勿体無いと踏んだのか、枚方市発着の快速急行を設定し、その運用を8両の一般車に固定することで、6000系の有効活用に至ったのでしょう。
現行の日中パターンダイヤになったことで大きく割を食う結果となってしまったのが、快速急行停車駅である寝屋川市、香里園の2駅です。ここで、現行の前の日中パターンダイヤを振り返ると、
と、合わせて毎時8本の列車がこの2駅を発着していました。しかし、前回のパターンダイヤ変更によって、
と、快速急行と普通が一気に消えたことで、発着本数が毎時3本分減ってしまうという大ダメージを受けてしまい、沿線の利用者から不満の声も出ていました。そりゃそこそこ利用者の多い2駅が、他の萱島以北の準急停車駅と同じ毎時5本しか列車が停車していないのは、不満が出て当然の結果と言えるでしょう。
そこで、枚方市発着の快速急行を新規設定、萱島発着の普通を出町柳発着へ延長することで、2駅の発着本数を、
毎時5本→毎時7~8本
に戻し、前回のダイヤに近い回復を見込んだものと思われます。
ダイヤのややこしさは余計に増えましたが、京阪ができる現状の最適手段と考えると致し方ない部分もあるでしょう。
対して、寝屋川市の隣の萱島では、萱島通過の快速急行に置き換えられる関係で大阪方面行き停車本数が毎時10本から毎時7~8本へと減少となってしまいました…
本線全体の利用客減少と一部列車のワンマン運転の実現により2025年から運行するようになった本線4両。今度の改正において本線4両の運用が出町柳まで拡大することとなりました。先述した一部準急の快速急行化の影響もありますが、1番の要因としては、
13000系4両編成の増加と、それに伴う旧型車両7両編成の置き換え
だと思われます。13000系の最終増備車10番台において、13010F~13014Fの4両編成5本と13015F~13019Fの7両編成5本が増備されました。そして、1000系や2200系、2400系、2600系といった旧型車両の7両編成が続々と運用離脱、廃車となっています。
13000系の4両編成がさらに増えたこと、そして4両編成の一部が7両編成の旧型車両を置き換えていることを踏まえると、4両編成の全体数増加と7両編成の全体数減少により、萱島以北の各駅停車を7両編成だけで賄うことが厳しくなったことから、このような形になったと思われます。当然ながら、年々減少傾向にある京阪線内の利用者数を鑑みた輸送量の適正化も図られているわけですが…
しかし、本線4両の出町柳乗り入れによって1番懸念していることが、
伏見稲荷や東福寺、清水五条といった、主要観光地の最寄駅や他路線との乗換駅かつ特急の停車しない駅での輸送力不足による混雑悪化
です。オーバーツーリズム効果により日々国内外問わず多くの観光客で賑わう京都ですが、京阪沿線にある観光地において、特急が停車しない駅が最寄駅なのは、
といった主要観光地があります。また、JR奈良線との乗換駅で一定の乗換需要がある東福寺駅もあります。
これらの駅では、特急の恩恵を受けないため、停車する列車は毎時5本、7両編成の準急が停車していますが、今度のダイヤ改正では7両編成の準急と”4両編成の普通“が毎時5本で交互で運行となり、停車する列車の両数分が1時間あたり6〜9両分減少してしまうため、主に観光利用者による混雑悪化が心配です。
京阪本線は京都駅を経由しないため、そこまで影響は出ないように思いがちですが、京都市内の繁華街の中心部、四条河原町や祇園に近い場所を通るため、一定の観光需要は見込まれますし、観光需要に限らず沿線には学校も多く立ち並ぶため、一定の通勤通学需要もあります。そうした中で、今回の改正で7両編成の準急が4両編成の普通に置き換わるとなると、尚更車内の混雑悪化が懸念されます。
一部時間帯では7両の普通や、三条・出町柳方面への送り込みを兼ねた列車が、毎時5本の準急や普通に加えて運行される場合がありますが、朝時間帯終わりや夕ラッシュ前の時間帯で日中時間帯の運行はなく、単純な両数の減少となるでしょう。
現状、京阪電鉄全体で利用者の減少が顕著に進んでいる中で、ある意味利用状況に応じた最適化を図ったものと思われますが、京都側の混雑状況によっては、今後何らかのテコ入れが行われるのでしょうか?
また、一部の各停は樟葉や淀といった途中駅で運行を終える列車がありますが、これは7両編成の車両↔︎4両編成の車両の車両交換を目的とした途中駅での系統分断であり、乗換の手間はかかりますが利便性は維持されています。
ところで、本線4両の区間急行と普通は既にワンマン運転を行なっていますが、これは“萱島発着”の区間急行と普通のみに限っており、萱島以東を走る本線4両の列車は全区間において車掌が乗務する”ツーマン運転”を行なっています。今回の改正で日中時間帯の半数が出町柳発着の本線4両となりますが、改正後は全区間ツーマン運転となるのか、はたまた本線ワンマンの対象区間を出町柳まで拡大するのでしょうか?
鴨東線の始発である三条5:07始発普通出町柳行きの発時刻を5分繰り下げ、三条5:12始発となります。併せて、使用車両が4両編成に変更となります。
また、唯一の寝屋川市始発だった快速急行出町柳行き(寝屋川市7:01始発)ですが、改正に伴い始発駅を淀屋橋(6:43発)に延長し、代わりに現行の淀屋橋6:44発準急出町柳行きが始発駅を寝屋川市始発に短縮、併せて寝屋川市以遠は各駅に停車することから種別を普通に変更し、寝屋川市7:04始発の普通出町柳行きに変わります。また、普通出町柳行きは4両編成での運行となり、寝屋川市で快速急行出町柳行きから始発の普通出町柳行きに乗換が可能となります。
上り(出町柳方面)において淀7:25始発(丹波橋7:38発)普通出町柳行きと、樟葉7:32始発(丹波橋7:59発)普通出町柳行きの2本を増発します。樟葉→淀間は1本、淀→出町柳間は2本増発となります。なお、2本とも4両編成での運行です。
但し、今回の普通増発の理由としては、単純な輸送力増強ではなく、
増発列車の前後を走る各駅停車の列車が7両編成→4両編成へ減車される
ためであり、減車される分の補填を兼ねた増発となります。丹波橋駅基準で見ると、
この4列車が7両編成から4両編成に減車され、トータルで12両分が減車されることとなります。利用者の多い朝ラッシュ時間帯のため、流石に補填しないとまずいと判断したが故の増発ですが、増発してもトータルでは4両分の減車となります。
一方で、増発する分丹波橋駅での特急との緩急接続回数も2回分増えるため、特急通過駅への利便性は向上するでしょう。
なお、上り普通が2本増発されることから、折り返しの下り普通(淀行き)も出町柳駅8時台に2本増発がなされます。
下りでは、三条16:42始発の普通樟葉行き(4両編成)を1本増発します。
上りでは、淀屋橋16:33発の準急樟葉行き(8両編成)を1本増発、淀16:03始発,16:40始発の普通三条行き(16:03は4両編成、16:40は7両編成)を2本増発します。
また、淀屋橋〜萱島間の区間急行を1往復増発します。下りでは萱島16:14始発区間急行淀屋橋行き(7両編成)が、上りでは淀屋橋16:18発区間急行萱島行き(7両編成)がそれぞれ増発となります。
下りでは、出町柳17:17発急行枚方市行き(7両編成)を増発します。この急行は枚方市で“区間急行淀屋橋行き”に化ける運用となっています。なお、枚方市まで先着し、枚方市で後続の特急淀屋橋行き(出町柳17:22発)と緩急接続を行います。
同じく下りでは、出町柳17:53発急行樟葉行き(7両編成)を増発します。この急行は樟葉で“準急淀屋橋行き”に化ける運用となっています。なお、樟葉まで先着し、樟葉で後続の特急淀屋橋行き(出町柳17:58発)と緩急接続を行います。
また、快速特急洛楽の通過駅である丹波橋・中書島・樟葉・枚方市の4駅を補完するために運行している出町柳17:34発快速急行淀屋橋行き(8両編成)ですが、出発時刻を出町柳17:41発に改めた上で、急行淀屋橋行きとして種別を格下げして淀屋橋へ向かう形に変更となります(両数は8両編成のまま)。なお、快速特急洛楽自体も出町柳17:42発から17:50発へ8分繰り下げとなります。
以上、出町柳17時台に発車する急行が一気に3本も増発されることとなりますが、この増発の意図としては、特急や快速急行が停車しない神宮丸太町・清水五条・伏見稲荷・石清水八幡宮という、駅周辺に観光地を擁している駅から大阪方面へのアクセスをより強化するためだと考察しています。
プレミアムカーに加えて一般の座席も追加課金を設けて座ってゆったりと利用できる全車指定席の”ライナー“。現行ダイヤでは淀屋橋17~20時台発で5本が設定されていますが、改正後は新たに淀屋橋19:25発と20:47発の出町柳行きを新たに2本設定し、平日夜間のライナーは7本運行となります。停車駅は特急停車駅と同じです。
これに併せて、ライナーの直前直後を走る淀屋橋19:22発と20:50発の特急は、充当車両が8000系から一般車の6000系に変更となります。また、淀屋橋20:50発に関しては、行先が“出町柳行きから三条行きに短縮”となります(終点三条で準急出町柳行きに連絡)。
なお、ライナーが増発されることに併せて、出町柳駅および三条駅折り返しの下り列車も増発がなされます。出町柳20:23発の急行淀行き、および三条22:13始発の急行淀行き(淀から準急淀屋橋行きに化ける)の2本が増発されます。
まずは、運転区間の延長と列車の増発をまとめます。
出町柳23:15発快速急行淀屋橋行き(7両編成)を改正後は23:10発に5分繰り上げを行います。繰り上げの対象区間は守口市以西です(守口市で各停中之島行き最終に連絡)。
その代わりに、出町柳23:19発急行寝屋川市行きを新設することで、枚方市乗換における交野線への終電が約4~6分繰り下げとなります。なお、使用車両は8000系で運行され、寝屋川車庫への入庫も兼ねた間合い運用となります。
淀屋橋8:51発と9:15発の準急出町柳行き2本を、淀屋橋8:50発と9:15発の急行淀行き2本へ種別格上げと運行区間短縮を行います。併せて、中之島8:27発と8:50発の普通萱島行き2本を出町柳行きに運行区間を延長し、香里園駅で急行淀行きと普通出町柳行きの緩急接続を行います。
出町柳17:15発の急行樟葉行きを淀屋橋行きに運行区間を延長します。なお、香里園駅で後続の特急淀屋橋行き(出町柳17:23発)の通過待ちを行います。
淀屋橋20:17発の快速急行樟葉行きを、淀屋橋20:11発の区間急行萱島行きに種別格下げと運行区間短縮を行います。
いかがでしたか?
今回は2026年ダイヤ改正関連における京阪電鉄のダイヤ改正を紹介しました!
特に目を引くのが日中パターンダイヤの度重なるテコ入れがまた行われたことですが、
色々改善点もあれば懸念点もある賛否両論ある改正内容となりました。
これらの車両事情による影響が反映された改正とも言えますが、果たしてどうなることやら…
今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました!
京阪電鉄ダイヤ改正プレスリリース
https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/260626_keihan-railway2.pdf
京阪ダイヤ改正後時刻表(京阪電鉄HP)