【朗報!】拝島ライナーが朝ラッシュにも運転へ!

鉄道
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皆様、こんにちは。U5swです。

今回は、西武新宿〜拝島間で運行されている座席指定列車、拝島ライナーに関して説明します。

拝島ライナーに関して簡単に説明!

拝島ライナーは、2018年に登場した西武新宿線および拝島線を走行する座席指定車両です。西武新宿、高田馬場の都心ターミナルから小平までノンストップで運行し、小平〜拝島間を各駅に停車する座席指定列車です。

都心から拝島線沿線への帰宅需要を担う速達列車および着席保証列車としての役割を持ち、西武新宿、高田馬場からは乗車券に加え、座席指定券300円を購入して乗車ができ、小平から先の各駅へは乗車券のみで乗車ができます。

車両には下り同様、クロスシートとロングシートの両方に対応した「デュアルシート」を搭載した40000系0番台10両編成が用いられ、拝島ライナー運行時はクロスシート状態で運行されます。

西武40000系の拝島ライナー。

その他詳細は以下の記事で紹介しています。

座席指定券が破格の安さであること、高田馬場〜小平間ノンストップという速達性、拝島線内各駅停車による拝島線沿線に最大限配慮した停車駅により、デビューから利用状況は好調です。

但し、利用状況が好調ながら、ここまで下りの拝島行きのみの運行に留まっていました。これだけ好調ならば、上りの西武新宿行きの運行を希望する声も多く挙がっていたことでしょう。

2023年春、遂に待望の上り列車が誕生!

先日9月29日に、西武鉄道公式HPより、待望のプレスリリースが発表されました!

2023年春「拝島ライナー」上り運行を開始します
西武鉄道の2023年春「拝島ライナー」上り運行を開始しますについて。時刻表、路線図、運行情報、乗換案内、運賃表など西武沿線のご利用案内から、特急レッドアロー号・S-TRAINのご案内、レジャー情報、沿線の暮らすやおでかけ情報、企業情報などを提供しています。

「拝島ライナー」は、2018年から新宿線・拝島線にて平日・土休日の夕夜間に下りのみ運行している有料座席指定列車です。通勤・通学やお出かけで都心へ出られた際のお帰りに、全席座席指定でゆったり座ってご利用いただくことができ、拝島線沿線にお住まいのお客さまに大変ご好評をいただいています。

この度、朝の通勤・通学時間帯にも利用したいという多くのお客さまの声にお応えして、「拝島ライナー」を平日朝の上り列車として2本運行します。停車駅は、多くのお客さまにご利用いただけるよう、拝島線内の全駅に停車して利便性を高め、小平~高田馬場間はノンストップで運行し速達性を確保します。

2023年春「拝島ライナー」上り運行を開始します -西武鉄道

2023年3月のダイヤ改正で、拝島発西武新宿行きの「拝島ライナー」が平日限定で運行されることが決定しました!

平日朝ラッシュ時に2本が設定されるため、おそらくラッシュ時のピーク前後に1本ずつ運行されるものと思われます。

下りの拝島行きとは異なり、

  • 拝島〜小平間各駅: 乗車専用駅
  • 高田馬場、西武新宿: 降車専用駅

となっており、拝島線内は全駅において乗車専用駅となっています。

上り拝島ライナー新設に伴う効果

次回の上り拝島ライナー新設によって、どのような効果がもたらされるでしょうか?以下に記しました。

拝島線沿線から都心へ座って通勤通学できるようになる!

座席指定列車が設定されることで、座席指定券を追加購入する代わりに着席が保証され、混雑を避けて快適に通勤通学を行うことができます。

特に、西武新宿線の朝ラッシュは積み残しが出るほどの鮨詰め状態となるほどの混雑路線となっており、遠方の拝島線民からすると、毎朝地獄の通勤通学を強いられてきました(実際、新型感染症流行前のピーク時の混雑率は140%ほどで、流行後の2022年には100~120%と割合は減ってきてはいますが…)。

しかし、朝に拝島ライナーが設定されることで、遠方の拝島線民にも快適に利用することができるようになります。加えて、新宿線民と拝島線民の遠近分離を行うことにより、更なる分散乗車の促進にも繋がります。

新宿〜拝島間では、中央快速・青梅線に完全に有利となる!

拝島〜新宿間においては、西武新宿・拝島線の競合路線としてJR中央快速・青梅線があります。この区間では直通の快速列車が運行されている他、全席指定制の特急列車「おうめ号」も運行されています。

しかし、中央快速線においては、西武新宿線以上に過密かつ混雑する路線です。近い将来、快速列車にも着席保証のあるグリーン車サービスを開始する予定ですが、半導体不足によってグリーン車の製造に遅れが出ており、サービス開始の延期が相次いでいます。

また、特急おうめ号も2022年現在では平日限定で東京行きの1本しか設定されておらず、6時台と早い時間帯であること、全席指定制の特急列車であるため特急料金が高くついてしまうことから、多少利用しにくさもあります。

こうした中、ライバル路線である西武新宿・拝島線に上りの拝島ライナーが設定されることで、JRよりも安く快適に移動することができます。

実際の料金比較は以下の通り(但し、拝島ライナーの座席指定料金は300円と仮定、運賃は2022年現在のIC運賃を適用)。

路線名と列車名乗車運賃特急料金or座席指定料金合計料金
JR中央快速・青梅線
特急おうめ号(新宿〜拝島間)
473円760円1233円
西武新宿・拝島線
拝島ライナー(西武新宿〜拝島間)
440円300円740円

これだけを見ると、完全に拝島ライナーの方が有利となりますね。

勿論、新宿〜拝島間を利用することに特化した場合の比較であるのと、新宿駅と西武新宿駅との距離が離れているため、目的地によっては拝島ライナーが不利となることもありますが、500円近い料金差が発生することから、拝島ライナーを使わない手はないと思います。

まとめ: 完全体になる拝島ライナーは成功となるか?

いかがでしたでしょうか?

今回は上りの拝島ライナー新設に関する話題をお届けしました!

関東のデュアルシート車を使用した座席指定列車の中でも特に順調な利用となっている拝島ライナー。待望の上り列車新設によって、更なる成功を収めることができるのか? 今後に期待です。

今回はここまでとなります!最後までご覧いただきましてありがとうございました!

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