【驚異の6社乗り入れ】東急5050系4000番台の全定期運用を紹介!(24改正ver.)

鉄道
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皆様、こんにちは。U5swです。

今回は、東急5050系4000番台が担当する、全ての定期運用に関して紹介します!

東急5050系4000番台を簡単に紹介!

東急5050系4000番台は、東急東横線を中心に活躍する形式で、10両固定編成を組んでいます(一般の東急5050系は8両固定編成)。 車両番号は従来の5050系からの続番だと区別がつかず、また編成数の多さから東急5080系の番号に割り込んでしまうことから、インフレナンバーとして番台の4000を基準に設定しており、10両編成15本(4101F~4115F)が元住吉検車区に所属しています。その15本の中でも、編成構成や特徴、製造経緯等で主に以下の5つのパターンに分類されます。

  • 4101F~4104F
    • 10両中9両は完全新製、残り1両(デハ4601~デハ4604)は元田園都市線5000系の余剰電動中間車を組み込み(車内の座席が青色)
  • 4105F~4109F
    • 全10両完全新製
  • 4110F
    • 全10両完全新製、Shibuya Hikarie号特別編成、車体は田園都市線5000系規格
  • 4111F
    • 10両中8両は元5173F、残り2両(デハ4611,サハ4711)を2020年度に新製(座席は緑色、側面赤帯が細帯)し5173Fに組み込み、および4111Fへ改番
  • 4112F~4115F
    • 10両中8両は元5166F~5169F、残り2両(サハ4412~4415,デハ4512~4515)を2022~23年度に新製(座席指定車両Qシート車両、座席はデュアルシート、側面は赤1色)し5166F~5169Fに組み込み、および4112F~4115Fへ改番

東急5050系4000番台の活躍範囲はとても広い!

この東急5050系4000番台ですが、運行の中心となる東急東横線を始め、たくさんの路線に乗り入れを行っています。そもそも東急東横線自体が多くの他社線に乗り入れを行っているから、その相互直通運転に対応するようになっています。

東急5050系4000番台が乗り入れる路線と乗り入れる営業区間は以下の通り。

  • 横浜高速鉄道みなとみらい線<全線>
  • 東京メトロ副都心線<全線>
  • 東京メトロ有楽町線<全線、但しダイヤ乱れ時の代走のみ>
  • 東武東上線<和光市〜小川町間>
  • 西武有楽町線、西武池袋線、西武狭山線<小竹向原〜飯能間、池袋〜練馬間はダイヤ乱れ時の代走のみ、西所沢〜西武球場前間は野球開催時の臨時乗り入れのみ>
  • 東急新横浜線<全線>
  • 相鉄本線、相鉄いずみ野線、相鉄新横浜線<全線>

よって、東急5050系4000番台は自社の東急の他、横浜高速、東京メトロ、東武、西武、相鉄の”計6社”に乗り入れる”超ユーティリティ車両”となっています。

東横線系統に乗り入れる東急5050系、および他形式の車両で、上記の6社全てに乗り入れる車両は存在しないため、唯一無二の存在となっています。

東急5050系4000番台の運用はどうなっている?

それでは、本題の東急5050系4000番台の運用に関してですが、まずは全体の運用数(1編成が1日でこなす全体の行程の数)が平日では15運用(51K~65K)、土休日では14運用(51K~64K)があります。この運用を15編成で回すこととなります。

2024年の改正時点でも、2023年改正時同様の平日15運用、土休日14運用です。

ここから、運用の詳細を平日、土休日に分けて見ていきましょう。

平日の運用

平日の全15運用はこちらとなります。

ここからは、各運用を細かく解説していきます。

平日51K

早朝に元住吉検車区を出庫し、渋谷まで回送したのち、折り返し東横線から新横浜線・相鉄線直通始発の海老名行きに充当。相鉄線内ではレアな特急として海老名まで向かいます。

折り返しは海老名発森林公園行きのロングラン運用に就きます。相鉄線内各停→東急線内急行→副都心線内通勤急行(小竹向原→和光市間は各駅停車と案内)→東武東上線内快速急行と、種別変更は新横浜・渋谷・小竹向原・和光市の計4回となっており、6直系統の中で最も多くの種別変更を行う列車です。

森林公園到着後は、東武~みなとみらい直通系統の速達運用に就きます。森林公園〜元町・中華街間を2往復(最初の森林公園→元町・中華街間が東武線内急行、残りの1.5往復はFライナー運用)します。

その後は森林公園発湘南台行きとして再び相鉄線へ直通する運用に充当。湘南台で折り返し志木行きで再度東武に戻った後、こちらも再び元町・中華街行きとしてみなとみらい線へ。そして、渋谷行きの通勤特急で渋谷に行った後、渋谷発の新横浜・相鉄線直通最終列車の海老名行きに充当され、海老名で営業運転終了。かしわ台車両センターまで回送され、夜間停泊を行います。

早朝5時台から営業運行を始め、ひたすら東武東上線とみなとみらい線or相鉄線を行き来した後、日付が変わって1時前ギリギリに運用を終える最長時間の運用をこなします。

平日52K

平日52Kの起点は西武の武蔵丘車両基地(西武池袋線東飯能〜高麗間にある車庫)となっており、飯能まで回送し、飯能発元町・中華街行きとして元町・中華街へ。折り返し、川越市行きとして東武東上線方面の運用に入ります。

そして、相鉄線の湘南台と和光市・志木・川越市間を行き来する運用を2.5往復こなし、最後は湘南台は40分超待機を行ったのち、新横浜行きとして相鉄線内のみの営業運転に入り、折り返し特急海老名行きとして海老名に向かい、海老名で営業運転終了。かしわ台車両センターまで回送され、夜間停泊を行います。

1日で乗り入れ会社6社全てに乗り入れる運用です。また、2023年改正では志木発海老名行きという、東武線内から海老名へ向かう唯一の列車を担当し、海老名到着後はそのままかしわ台車両センターまで回送されていましたが、2024年改正で湘南台行きに行先変更がなされ消滅。同時に相鉄線内運用の列車に充当し始める運用に変わりました。

平日53K

平日53Kの起点は元住吉検車区で、日吉へ回送し、日吉始発の湘南台行きとして相鉄線へ向かいます。その後は、湘南台発池袋行き、折り返し唯一の千川始発の相鉄線直通湘南台行きに充当、その後は相鉄線⇔東武東上線を2.5往復し、最後に湘南台発和光市行きで和光市到着後、そのまま和光検車区に入庫し夜間停泊を行います。

平日54K

平日54Kの起点はかしわ台検車区で、海老名へ回送し、海老名始発渋谷行きとして運用に入ります(新横浜駅で東海道新幹線始発のひかり533号に乗り継ぎ可能)。

渋谷到着後は折り返し日吉まで回送後、日吉で再度急行として営業運転に入り元町・中華街駅へ向かいます。その後は元町・中華街〜保谷間を1往復する西武直通運用に就き、元町・中華街→渋谷→湘南台→川越市→元町・中華街→和光市→湘南台と、みなとみらい線と相鉄線に交互に乗り入れるあっちこっち運用をこなし、最後は湘南台から森林公園までのロングラン運用に就き、森林公園検車区へ入庫、夜間停泊を行います。

こちらも1日で乗り入れ会社6社全てに乗り入れる運用です。

平日55K

平日55Kの起点は西谷引上線であり、西谷始発川越市行きに充当されます。川越市到着後は折り返し元町・中華街行きになります。

その後、日中時間帯は渋谷〜元町・中華街間の急行シャトル運用を4.5往復行い、夕方からは渋谷始発湘南台行きで再び相鉄線へ、湘南台〜和光市間を1往復した後、湘南台始発森林公園行きで森林公園検車区入庫、夜間停泊を行います。

平日56K(Qシート車固定運用)

平日56Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して日吉始発の急行元町・中華街行きに充当、折り返し清瀬まで1往復→和光市駅まで2往復運行した後、夕方時間帯は渋谷〜元町・中華街間の急行シャトル運用を3往復行い、最後は急行武蔵小杉行きで武蔵小杉駅到着後、元住吉検車区に入庫し1日の運用を終えます。

この運用の内、渋谷18:35発,20:05発,21:35発の急行元町・中華街行きは座席指定サービス”Qシート”運用列車のため、必ず”Qシート付き車両”が営業運行に就きます。また、この3列車に加えて、Qシート運用の送り込みを兼ねて、元町・中華街17:51発,19:21発,20:51発の急行渋谷行きのQシート車両はクロスシート状態(進行方向逆向き)での運行となります。

平日57K(Qシート車固定運用)

平日57Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して武蔵小杉始発の志木行きに充当、折り返し湘南台行きとなります。その後湘南台〜川越市間を1往復、湘南台→和光市へ進み、和光市から元町・中華街駅へ向かいます。その後は渋谷〜元町・中華街間の急行シャトル運用を4往復行い、最後は元町・中華街始発急行武蔵小杉行きで武蔵小杉駅到着後、元住吉検車区に入庫し1日の運用を終えます。

この運用の内、渋谷19:35発,21:05発の急行元町・中華街行きは座席指定サービス”Qシート”の適用列車のため、必ず”Qシート付き車両”が営業運行に就きます。また、この2列車に加えて、Qシート運用の送り込みを兼ねて、元町・中華街18:51発,20:21発の急行渋谷行きのQシート車両はクロスシート状態(進行方向逆向き)での運行となります。

平日58K

平日58Kの起点はかしわ台車両センターであり、そのままかしわ台始発の渋谷行きとして運用に入ります。渋谷到着後は折り返し日吉駅まで回送し、日吉から急行元町・中華街行きの運用に入ります。その後は和光市まで向かい、和光検車区で1時間弱待機し、武蔵小杉行きとして武蔵小杉駅まで向かい、そのまま元住吉検車区に入庫してこの運用を終えます。

なお夕方以降は、この運用と時間帯が重ならない平日64Kor平日65Kの運用に就くことがあります。

平日59K

平日59Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して武蔵小杉駅に向かい、武蔵小杉始発川越市行きの運用に充当されます。川越市駅到着後、折り返し元町・中華街行きとなります。その後は和光市駅まで向かい、折り返し武蔵小杉行きとして武蔵小杉駅に戻り、そのまま元住吉検車区へ入庫してこの運用を終えます。

なお夕方以降は、この運用と時間帯が重ならない平日64Kor平日65Kの運用に再び就くことがあります。

平日60K

平日60Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して日吉に向かい、日吉始発元町・中華街行きの運用に就きます。その後は小手指〜元町・中華街間を2往復(内1往復はFライナー)し、所沢〜元町・中華街間を1往復(所沢行きはFライナー)した後、飯能行きで飯能まで向かいます。その後武蔵丘検車区へ回送され、そのまま入庫、夜間停泊を行います。

一切相鉄線に入らず、西武直通オンリーの運用となっています。なお、平日の西武直通のFライナー運用に入る唯一の運用です。

平日61K

平日61Kの起点は東武の森林公園検車区であり、森林公園発湘南台行きの運用に入ります。折り返し渋谷駅まで向かい、渋谷からは海老名行きとして海老名まで向かいます。

その後、平日ダイヤで唯一の相鉄横浜乗り入れを行い、折り返し西谷へ戻った後、西谷始発川越市行きとして直通運用に戻ります。そして再び湘南台駅に向かい、志木〜湘南台間を1往復した後、和光市行きで和光市へ、折り返し元町・中華街駅へ乗り入れ、元町・中華街発急行武蔵小杉行きで営業運用を終え、元住吉検車区に入庫します。

基本的に相鉄⇔東武の間を行き来しています。また、相鉄線の全線に乗り入れる唯一の運用です。

平日62K

平日62Kの起点は東武の森林公園検車区であり、森林公園発湘南台行きの運用に入ります。折り返し和光市駅まで向かい、一旦和光検車区に入庫し、昼間は運用に入らず休憩します。

夕方に再度出庫、湘南台行きの運用に入り、折り返し森林公園行きとして再度森林公園駅に戻ります。そして、元町・中華街駅まで向かい、折り返し元町・中華街発急行武蔵小杉行きで営業運用を終え、元住吉検車区に入庫します。

平日63K

平日63Kの起点は和光検車区であり、和光市始発元町・中華街行きの運用に入ります。その後は元町・中華街〜森林公園間のロングラン運用を2往復(内1往復はFライナー運用)こなし、和光市まで向かい、折り返しは相鉄直通湘南台行きの運用に入ります。そして、湘南台〜川越市間を1往復運用後は、いずみ野線内完結の二俣川行きに充当。二俣川到着後は西谷まで回送、そのまま西谷の引上線に入庫し、ここで運用を終えます。

平日64K(Qシート車固定運用)

平日64Kの起点は元住吉検車区であり、夕方前に出庫後、渋谷まで回送されます。渋谷から和光市行きとして営業運転に就き、和光市駅到着後は折り返し元町・中華街まで向かいます。

その後は、渋谷〜元町・中華街間のシャトル急行に3.5往復就いた後、東横線からの直通で唯一の急行新横浜行きに充当され、新横浜駅到着後は折り返し急行武蔵小杉行きとして武蔵小杉駅へ戻って営業運用を終了。元住吉検車区に回送の後入庫し、ここで運用を終えます。

この運用の内、渋谷19:05発,20:35発の急行元町・中華街行きは座席指定サービス”Qシート”の適用列車のため、この運用は”Qシート付き車両”の限定運用です。この2列車に加えて、Qシート運用の送り込みを兼ねて、元町・中華街18:21発,19:51発の急行渋谷行きのQシート車両はクロスシート状態(進行方向逆向き)での運行となります。

平日65K

平日65Kの起点は元住吉検車区であり、夜に元住吉検車区を出庫後、日吉まで回送し、日吉始発の湘南台行きに充当されます(全区間各駅停車だが、東横線車両で運行のため東急線内は急行で案内)、折り返しは特急武蔵小杉行き(東急線内急行)に充当され、武蔵小杉到着後は元住吉検車区に入庫して運用を終えます。

2023年改正では、日吉始発の大和行きとして大和まで向かった後、折り返し大和始発各停武蔵小杉行き(東急線内急行)に充当され、武蔵小杉到着後は元住吉検車区に入庫して運用を終えていました。1年限りでこの運用は見納めとなりました。

土休日の運用

土休日の全14運用はこちらとなります。

続いて、各運用を細かく解説していきます。

土休日51K

土休日51Kの起点は東武の森林公園検車区で、森林公園始発湘南台行き(東武東上線内急行)の運用から始まります。その後は湘南台〜川越市間を1.5往復、元町・中華街〜川越市間を1往復します。最後に川越市始発武蔵小杉行きの運用に入り、武蔵小杉到着後は元住吉検車区へ回送、そのまま入庫します。

朝から昼にかけては東武〜相鉄の直通運用がメイン、夕方以降は東武〜東急・横浜高速の直通運用がメインとなります。

土休日52K

土休日52Kの起点は東武の森林公園検車区で、森林公園始発湘南台行きの運用から始まります。その後は湘南台を軸に川越市まで1往復、志木まで1往復、渋谷まで1往復運用した後、和光市まで運行し、そのまま和光検車区で入庫、夜間停泊となります。

1日の間に湘南台まで4回も乗り入れる、相鉄乗り入れ中心の運用です。

2023年のダイヤ改正時点との変更点は、湘南台始発川越市行きの相鉄線内種別が特急から各停に格下げされたことです。

土休日53K

土休日53Kの起点は西武の武蔵丘車両基地で、飯能まで送り込み回送をした後、飯能始発元町・中華街行きの運用に入ります。その後はFライナーとして飯能まで1往復、小手指まで1往復走ったあと、再び小手指に向かいます。そして、1時間半弱小手指車両基地で休んだのち、小手指始発元町・中華街行きとして元町・中華街へ戻ります。折り返しは西武直通…ではなく”東武直通”の森林公園行きとして東武東上線に直通し、森林公園到着後は森林公園検車区へ入庫、夜間停泊を行います。

基本的に西武〜横浜高速の速達列車運用が中心で、東横線内特急、副都心線内急行の速達列車を4往復担当します。

土休日54K

土休日54Kの起点は相鉄のかしわ台車両センターで、海老名まで送り込み回送をした後、海老名始発小川町行きの”6社直通最長の115.4kmを走破する”ロングラン運用をこなします。小川町到着後は折り返し元町・中華街行きのFライナーに入ります。このFライナーは、土休日の東急車運用で唯一のFライナー運用です。

元町・中華街到着後は折り返し和光市行きの速達運用に入り、和光市到着後は元町・中華街まで2往復(副都心線内各駅停車、東横線・みなとみらい線内急行)し、その後は再び相鉄へ直通し湘南台まで乗り入れます。そして、湘南台→川越市→武蔵小杉と行き来し、元住吉検車区へ入庫します。

土休日55K

土休日55Kの起点は西谷引上線であり、西谷始発志木行きに充当されます。志木到着後は折り返し湘南台行きになります。

その後湘南台〜川越市間を2往復した後は、入庫までひたすら”相鉄線内のみ”を駆け抜ける運用となっており、湘南台→相鉄横浜→西谷→相鉄横浜→湘南台→新横浜→海老名という順で約4時間半もの間相鉄線のアルバイトを行います(種別は全て各停)。海老名到着後はかしわ台車両センターまで回送、そのまま入庫し夜間停泊を行います。

なお、2023年ダイヤ改正時点での夜の相鉄線内アルバイト運用は現在と異なっており、

湘南台ー(快速)→相鉄横浜ー(各停)→湘南台ー(各停)→相鉄横浜ー(各停)→湘南台ー(回送)→新横浜ー(各停)→海老名

という順で運用されていました。

土休日56K

土休日56Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して武蔵小杉始発和光市行きの運用に入ります。その後、和光市〜湘南台間を2.5往復、池袋〜湘南台間を1往復、渋谷〜湘南台間を1.5往復走ります。最後に渋谷始発急行武蔵小杉行きの運用に入り、運用後は元住吉検車区に入庫します。

ひたすら湘南台と東横線・副都心線の間を行き来する運用のため、相鉄車での代走が可能です。

土休日57K

土休日57Kの起点は元住吉検車区であり、出庫してそのまま渋谷まで送り込み回送します。折り返し渋谷始発湘南台行きとして運用に就きます。

その後は湘南台を軸に、志木まで1往復、川越市まで1往復、池袋まで1往復走ります。そして和光市まで運行後、折り返し海老名行きとして海老名まで向かい、海老名到着後かしわ台車両センターまで回送、そのまま入庫し夜間停泊を行います。

1日の間に湘南台まで4回も乗り入れる、相鉄乗り入れ中心の運用です。

土休日58K

土休日58Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して武蔵小杉まで向かった後、武蔵小杉始発急行元町・中華街行きとして運用に入ります。その後、西武直通の速達運用で飯能まで2往復(内1.5往復はFライナー)、小手指間で2往復(内1往復はFライナー)走ります。最後に再び飯能まで向かい、飯能到着後武蔵丘車両基地まで回送され、夜間停泊を行います。

終日、西武〜横浜高速の速達列車に就く運用です。

土休日59K

土休日59Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して菊名まで向かった後、菊名始発急行渋谷行きとして運用に入ります。折り返し湘南台行きとして相鉄に乗り入れます。その後湘南台〜川越市間を2往復、湘南台→池袋→元町・中華街→森林公園の順に進み、森林公園検車区に入庫し夜間停泊を行います。

土休日60K

土休日60Kの起点はかしわ台車両センターで、かしわ台始発各停新横浜行きの運用に入ります。折り返し湘南台行きとして湘南台まで向かい、湘南台始発渋谷行きに入ります。渋谷到着後は元住吉検車区まで回送され、この運用を終えます。

なお夕方以降は、この運用と時間帯が重ならない土休日64K運用に再び就くことがあります。

なお、2023年3月のダイヤ改正においては、かしわ台車両センターから海老名まで送り込み回送、海老名から快速横浜行き、相鉄横浜から快速湘南台行きの運用に就いた後に湘南台始発渋谷行きの運用に就いていました。相鉄横浜乗り入れがなくなった代わりに、新横浜乗り入れが誕生しました。

土休日61K

土休日61Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して菊名まで向かった後、菊名始発小手指行きとして運用に入ります。折り返しは小手指始発元町・中華街行きとなります。

そこからは、渋谷〜元町・中華街間の急行シャトル運用を3.5往復こなし、最後に渋谷始発急行武蔵小杉行きで運用終了。元住吉検車区に回送されます。

なお、この運用と時間帯が重ならない土休日64K運用に再び就くことがあります。

土休日62K

土休日62Kの起点は元住吉検車区であり、出庫して日吉まで向かった後、日吉始発急行元町・中華街行きとして運用に入ります。その後小手指まで1往復した後、渋谷〜元町・中華街間の急行シャトル運用を4.5往復こなし、渋谷到着後は元住吉検車区まで回送され、運用を終えます。

土休日63K

土休日63Kの起点は和光検車区であり、出庫して和光市始発西谷行きの運用に入ります。西谷到着後は回送で星川の留置線まで向かい、しばらく休憩を行います。

夕方に再度出庫し、二俣川まで回送した後、二俣川始発湘南台行きの運用に入り、折り返し渋谷行きに、そして渋谷始発急行武蔵小杉行きとこなした後、元住吉検車区まで回送され、運用を終えます。

ちなみに、2023年ダイヤ改正時の運用では、西谷到着後、西谷始発各停横浜行きとして相鉄横浜へ向かい、折り返し快速海老名行きで海老名へ、さらに折り返しで快速横浜行きで再び相鉄横浜へ、そして回送で星川の留置線へ一旦入庫して休憩してから夕方に再度出庫するという相鉄線アルバイト運用をこなしていました。しかし、改正による乗り入れ先の走行距離調整を行った結果、アルバイト運用が消滅し、その分星川留置線での休憩時間が増えました。

土休日64K

土休日64Kの起点は元住吉検車区であり、夕方に出庫し日吉まで回送、日吉始発湘南台行きとして湘南台に向かいます。その後志木まで1往復してからは、いずみ野線完結の二俣川行きに充当。二俣川到着後回送で西谷まで移動し、西谷の引上線に入庫して夜間停泊を行います。

5050系4000番台全体の運用の傾向

以上、平日15運用、土休日14運用ある東急5050系4000番台の運用に関してまとめてみました。

全体の運用の傾向として言えるのが、

  • ほとんどが相鉄直通運用に絡み、その中でも相鉄と東武を通しで直通する運用が主であること
  • Fライナー運用は相鉄直通開始前と比較して全体的に少なくなったこと

これらが挙げられます。特に、相鉄直通に対応した車両が東急車と相鉄車しかおらず、加えて相鉄と東武を通しで直通する運用は東急5050系4000番台以外対応していなく、日中時間帯にも毎時1本設定されていることから、この系統に運用のほとんどを割かないといけなくなりました。

その影響もあってか、日中の最速達列車であるFライナーに東急車が充当されにくくなり、メトロ車を中心、一部西武車or東武車、ごく一部に東急車という割合となってしまいました。

そして、相鉄との直通運転に直接的に関わらない影響か、西武へ直通する東急車運用も減少したと言えるでしょう。

次に、各路線ごとにおける種別充当の割合ですが、相鉄直通前と比較すると、

  • 東急東横線・みなとみらい線→特急(Fライナー)、通勤特急の充当割合が減少、一方急行の充当割合は増加(特に日中から夜にかけての急行シャトルは大幅増加)
  • 副都心線→急行(Fライナー)、通勤急行の充当割合は減少、一方各駅停車の充当割合は増加
  • 東武東上線→Fライナーの充当割合は減少、川越市〜森林公園間の乗り入れも減少、対して普通の充当割合は増加、和光市〜川越市間の乗り入れも増加
  • 西武池袋線→快速急行(Fライナー)への充当割合は減少、但し運用中心はFライナーのまま

こういう傾向になっています。東急5050系4000番台を記録する方は参考にしてみてください!

まとめ: 私鉄でNo.1のユーティリティトレイン

いかがでしたでしょうか?

今回は東急5050系4000番台の全運用をまとめてみました!

東急・横浜高速・東京メトロ・東武・西武・相鉄の6社で活躍するユーティリティさは、日本の大手私鉄の中でNo.1だと思います。

時にロングランをすれば、時に座席指定列車になったりと様々な活躍を続けるこの形式を、今後も注目して見ていこうと思います。

今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました!

記事作成にあたり参考となったサイト(お世話になっております)↓

メトロ有楽町線・副都心線・東急東横線-運用調査 https://loo-ool.com/rail/MF

Sotetsu Lab. https://v3.sotetsu-lab.com

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