【ダイヤ改正2022】相模線のワンマン化と八王子直通便が廃止される理由に関して説明!

鉄道
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皆様、こんにちは。U5swです。

12月17日に、毎年恒例のダイヤ改正プレスリリースが発表されました。

今回はその中から、相模線のワンマン化と八王子直通便の廃止に関して説明します。

相模線がいよいよワンマン化へ

まず、相模線の全区間において、全列車に対してワンマン運転が開始されることとなりました。

11月18日に、新型車両のE131系500番台がデビューし、その後驚異的なペースで従来車両の205系を次々と置き換えています。そして、ダイヤ改正までに全ての車両をE131系に置き換える計画となっています。

相模線は4両編成という、首都圏エリアでは短い編成両数で運行されており、ほぼ郊外を走行するため、ワンマン化しても特に問題のない路線となっていましたが、ここまで、ワンマン運転非対応の205系による運行が続いており、運転手と車掌のツーマン体制で運行されてきました。

E131系の側面行き先表示器。ワンマン運転開始後は、「各駅停車」の部分が「ワンマン」に変わるだろうと予測。

しかし、ワンマン運転可能な機器を搭載した新型車両E131系に置き換えることにより、これまでのツーマン体制からワンマン体制に切り替わることで、JR東日本自体の業務の効率化や人件費の削減に繋がり、感染症拡大の影響を受けていた経営面を立て直す上でのキッカケに繋がるものと思われます。

E131系500番台の運転台。運転台上部のモニターは、ワンマン運転時に乗降等を確認するためのものである。
側面に設置されているカメラ。運転手がモニターで安全確認を容易にできるようになっている。

朝夕に運行されている八王子直通、なぜ廃止されるのか?

そしてもう1つ大きなトピックとなるのが、朝夕に運行されている八王子直通列車が、改正によって全て廃止されることです。

相原駅近くでのE131系のすれ違い。これも改正で過去のものに…

平日、土休日共に、朝に3往復、夕方に3往復、橋本駅から横浜線に乗り入れていた直通便がなぜ廃止されるのか?理由は以下のことが考えられます。

  • 相模線ワンマン化に伴う業務の効率化
  • E131系の導入編成数が205系より1編成少ないため
  • 横浜線内で進められているホームドア設置と、それに伴う両数とドア位置の関係
  • 単純に横浜線内で4両編成では短すぎるため

相模線ワンマン化に伴う業務の効率化

先述の通り、相模線では改正とともにワンマン運転が開始されます。そのため、車掌の業務がなくなります。一方で、横浜線においては、改正以降も引き続き運転手と車掌のツーマン体制で運行されることとなります。

ここで、八王子直通便は橋本駅での乗務員交代はなく、乗務員は横浜線内でも通しで業務にあたっています。

このことから、もし改正後も直通便を運行するとなると、橋本〜八王子間のみで車掌を業務に就かせるか、横浜線内もワンマン運転で運行させる必要があります。

前者だと車掌は橋本〜八王子間のみの短区間での業務となり、車掌を手配するのにあまりにも非効率であること。後者だと横浜線内でのワンマン運転など新たに訓練を行う必要がある他、8両編成が行き交い、ラッシュ時という混雑時間帯で運行しないといけない路線でワンマン運転が容易かと言われると厳しいことが挙げられます。

よって、乗務員の業務の効率化という点から、直通便の廃止に至ったと考えられます。

E131系の導入編成数が205系より1編成少ないため

現在製造および導入が進められているE131系500番台は、全部で12編成製造されることとなっています。対して、これまで活躍してきた205系500番台は、全部で13編成が活躍してきました。

このことから、全体の編成数が1編成少なくなることとなります。全体の編成数が1編成少なくなるということは、相模線の1日の運用数が少なくなることに繋がってきます。

ここで、2021年改正時における相模線の必要運用数は、平日、土休日共に11運用です。よって、205系全体数で考えると、営業に就く必要のある編成数が11編成、緊急時の代走や全般検査等の運用離脱を考慮して2編成が予備車として確保されています。

これが、E131系全てに置き換えることとなり、かつ、運用数がそのままだと、1編成少ないことから、予備車が1編成のみとなってしまいます。

もし仮に、ある1編成が全般検査で離脱している間に、営業中の別の編成が車両故障を起こして走行不能となった場合、予備車が全くないことから、列車を運休せざるを得なくなってしまう輸送障害が発生してしまいます。

よって、E131系統一と共に、相模線の1日の運用数を減らすものと思われます(おそらく10運用へ?)。運用数を減らすとなると、その分ある区間の運行区間を短くするか、列車の運行本数を減らして、車両不足がならないようにしないといけません。

そこで、八王子直通便を廃止することで、直通便運行のために運用を確保せずに済むこととなります。

以上より、編成数と運用数の点から、直通便の廃止に至ったとも考えられます。

横浜線内で進められているホームドア設置と、それに伴う両数とドア位置の関係

現在、横浜線では、ホームドアの設置が進められています。2021年12月現在、横浜線でホームドアが設置されている駅は以下の通り。

  • 東神奈川駅(京浜東北線の1,4番線のみ)
  • 大口駅※
  • 菊名駅※
  • 新横浜駅
  • 長津田駅※
  • 町田駅※(1,4番線のみ)
  • 淵野辺駅※
  • 橋本駅※(1,3番線のみ)

※印のついている駅はスマートホームドア

安全性の観点から、首都圏で普及しつつあるホームドア設置。横浜線も今後、全ての駅でホームドアが導入されるものと思われます。

ここで、先述の通り、相模線は4両編成で、横浜線は8両編成の車両が使用されており、車両の長さが異なります。よって、今後導入されるであろう相原駅、八王子みなみ野駅、片倉駅、八王子駅において、八王子直通便を引き続き走らせることとなると、8両編成に加えて、4両編成が停車できるようなホームドアを設置しなければなりません。

加えて、E131系は、運転席側のドア位置が、他の中間車と異なる配置になっているため、ホームドア設置の際に、どこか1,2箇所のホームドアを拡幅仕様にせざるを得ない構造にする必要があります。

E131系の側面部を見ると、運転席すぐの扉のみ、他の扉との間隔が異なっていることがわかる。

よって、製造の際に、E131系も停車できるようにするために手間やコストが余計にかかってしまうことが見込まれます。

また、そもそも1日に上下線で僅か6本ずつしか営業に入らない列車のためだけに、ホームドアの仕様を変えなくてはならないのは、製造面においてあまりにも非効率でしょう。

E131系が乗り入れるために、相原〜八王子間の各駅をホームドア設置対象外にするわけにも行きませんし、特に八王子駅の東神奈川方は、ホームが非常に狭くなっているため、ホームドアの設置が特に必要と言えます。

以上より、横浜線内での将来的なホームドア設置と編成両数の点から、直通便の廃止に至ったとも考えられます。

単純に横浜線内で4両編成では短すぎるため

八王子直通便は、利用者が特に集中する朝と夕方に運行することから、8両編成の半分の4両編成の列車が来ると、より混雑は激化しますし、遅延のリスクも拡大することとなってしまいます。

横浜線の内、橋本〜八王子間は特に利用客が少なく、本数も少ない区間とはいえ、中央線や八高線との乗り換え駅である八王子駅、および相模線と京王相模原線との乗り換え駅である橋本駅を両端に据えていることから、ラッシュ時は多くの利用客で溢れかえっていますし、そんな中で4両編成が走るとなると色々ボトルネックが生じますからね…

海老名や原当麻、上溝、南橋本⇄八王子の利用者からすると、直通便の廃止は大打撃となりますが、利用客の流れを見た時に、相模線からの直通よりも横浜、町田方面⇄八王子の方が需要では上なので致し方ないでしょう。

八王子直通便廃止の代替は?

ここで気になるのは、八王子直通便廃止の代替はどうなるかですが、単純に横浜線の車両を活用し、橋本止まり(始発)の列車を八王子まで運行させるでしょう。

横浜線の輸送はE233系6000番台に一任へ。

橋本〜八王子間の1時間あたりの列車本数は改正前よりも1,2本減るとは思いますが、4両編成が8両編成に置き換わるため、輸送力がほぼ倍となることから、そこまで支障は出ないのではないかと考えています。

まとめ:E131系はデビューから僅か4ヶ月で八王子直通が見納めに…

いかがでしたでしょうか?

今回はダイヤ改正における、相模線のワンマン化と八王子直通便の廃止理由に関して説明しました。

1番の衝撃は、デビューしたてのE131系の八王子直通が僅か4ヶ月で見納めとなってしまうことです。早すぎんか…

改正と同時に205系も完全撤退となるので、記録は今のうちに行っておきましょう!

205系500番台の活躍もあと少し!

今回はここまでとなります!最後までご覧くださいましてありがとうございました!

P.S. 相模線の関連動画はこちら!

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