【2023年ダイヤ改正】東横線系統に乗り入れる車両の乗り入れ先まとめ

鉄道
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皆様、こんにちは。U5swです。

今回は、東急東横線に乗り入れる車両と、それぞれの車両がどこまで乗り入れるのかをまとめていきます。

東横線系統の対象路線

東急東横線は東京の渋谷と神奈川の横浜を結ぶ路線であり、近年では概ね10年ごとに乗り入れ路線を増やし、東横間のみならず関東のあらゆる場所にダイレクトにアクセスできるようになっています。各乗り入れ路線は以下の通り。

  • 2004年2月1日
    • 横浜高速鉄道みなとみらい線(横浜〜元町・中華街間) 乗り入れ開始
    • ※同時に東横線の横浜〜桜木町間が廃止
  • 2013年3月16日
    • 東京メトロ副都心線(渋谷〜和光市間) 乗り入れ開始
      • 間接的に東京メトロ有楽町線にも乗り入れ
    • 東武東上線(和光市〜森林公園間) 乗り入れ開始
      • 2019年3月16日からは森林公園〜小川町間にも乗り入れ開始
    • 西武池袋(有楽町)線(小竹向原〜練馬〜飯能間) 乗り入れ開始
      • 野球開催時のみ狭山線(西所沢〜西武球場前間) 乗り入れ
      • 2017年3月25日からは池袋・秩父線の飯能〜西武秩父間にも乗り入れ開始
    • ※同時に東京メトロ日比谷線(中目黒〜北千住間)との乗り入れを終了
  • 2023年3月18日
    • 東急新横浜線(日吉〜新横浜間) 乗り入れ開始予定
    • 相鉄新横浜線・本線・いずみ野線(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間) 乗り入れ開始予定

よって、今回東横線系統の対象路線は、

  • 東急東横線
  • 横浜高速鉄道みなとみらい線
  • 東京メトロ副都心線
  • 東京メトロ有楽町線
  • 東武東上線
  • 西武池袋線(有楽町線)
  • 西武狭山線
  • 西武秩父線
  • 東急新横浜線
  • 相鉄新横浜線・本線・いずみ野線

と定義して説明を行います(後述する内容は細かい区間も記載予定)。

東横線系統に乗り入れる車両まとめ

次に、上記で説明した東横線系統に乗り入れる車両を以下にまとめていきます。なお、2023年3月18日改正時点での乗り入れ車両となっています。

東急車

  • 東急5000系(8両編成)
  • 東急5050系(8両編成)
  • 東急5050系4000番台(10両編成)
東急5000系。
東急5050系。
東急5050系4000番台。

横浜高速車

  • 横浜高速Y500系(8両編成)
横浜高速Y500系。

東京メトロ車

  • 東京メトロ10000系(10両編成)
  • 東京メトロ17000系0番台(10両編成)
  • 東京メトロ17000系80番台(8両編成)
東京メトロ10000系。
東京メトロ17000系。右が0番台。左が80番台。

東武車

  • 東武9000型(10両編成)
  • 東武9050型(10両編成)
  • 東武50070型(10両編成)
東武9000型。
東武9050型。
東武50070型。

西武車

  • 西武6000系(10両編成)
  • 西武40000系0番台(10両編成)
  • 西武40000系50番台(10両編成)
西武6000系。
西武40000系0番台。
西武40000系50番台。

相鉄車

  • 相鉄20000系(10両編成、2023年3月18日より営業運転開始)
相鉄20000系。

以上、総勢14種類のバリエーション豊かな車両が乗り入れます。また、営業運転では乗り入れは行わないものの、中目黒〜元住吉検車区間において、日比谷線の東京メトロ13000系が鷺沼検車区(田園都市線の鷺沼駅横)で全般検査を行う際に乗り入れています。

各車両ごとの乗り入れ路線まとめ

東横線系統の対象路線、乗り入れる車両をまとめましたので、ここから各車両ごとに乗り入れを行う路線をまとめていきます。グループは以下の通り。

  • 東急車8両編成(東急5000系,5050系)
  • 東急車10両編成(東急5050系4000番台)
  • 横浜高速車(横浜高速Y500系)
  • メトロ車8両編成(東京メトロ17000系80番台)
  • メトロ車10両編成(東京メトロ10000系,17000系0番台)
  • 東武車(東武9000型,9050型,50070型)
  • 西武車ライナー運用(西武40000系0番台)
  • 西武車一般運用(西武6000系,40000系50番台)
  • 相鉄車(相鉄20000系)

東急車8両編成

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)×
東武東上線(和光市〜小川町間)
但し、和光市〜志木間のみの乗り入れ
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)
ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ
西武狭山線
野球開催時のみの乗り入れ
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
東急新横浜線
ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れ予定?(試運転実施済み)
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
×
相鉄本線(横浜〜西谷間)×

東急車10両編成

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)
ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れアリ
東武東上線(和光市〜小川町間)
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)
ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ
西武狭山線
野球開催時のみの乗り入れ
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
(試運転で乗り入れ済み)
東急新横浜線
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
相鉄本線(横浜〜西谷間)

※相鉄本線(横浜〜西谷間)も、定期乗り入れを行います(後日修正)

横浜高速車

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)×
東武東上線(和光市〜小川町間)
但し、和光市〜志木間のみの乗り入れ
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)
ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ
西武狭山線
野球開催時のみの乗り入れ
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
東急新横浜線
ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れ予定?
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
×
相鉄本線(横浜〜西谷間)×

メトロ車8両編成

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)×
東武東上線(和光市〜小川町間)
但し、和光市〜志木間のみの乗り入れ
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)
ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ
西武狭山線
野球開催時のみの乗り入れ
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
東急新横浜線
ダイヤ乱れ等の代走で乗り入れ予定?(試運転未実施)
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
×
相鉄本線(横浜〜西谷間)×

メトロ車10両編成

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)
東武東上線(和光市〜小川町間)
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)
ダイヤ乱れ等で直通運転中止時に稀に乗り入れ
西武狭山線
野球開催時のみの乗り入れ
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
東急新横浜線
乗り入れアリ?試運転実施済
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
×
相鉄本線(横浜〜西谷間)×

東武車

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)
東武東上線(和光市〜小川町間)
東武東上線(東武池袋〜和光市間)
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)×
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)×
西武狭山線×
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
東急新横浜線
定期運用では乗り入れない、試運転実施済み
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
×
相鉄本線(横浜〜西谷間)×

西武車ライナー運用

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)
東武東上線(和光市〜小川町間)×
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)
西武狭山線
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)
東急新横浜線
緊急時に乗り入れアリ(可能性低)?試運転未実施
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
×
相鉄本線(横浜〜西谷間)×

西武車一般運用

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
横浜高速みなとみらい線
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)
東武東上線(和光市〜小川町間)×
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)
西武狭山線
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
東急新横浜線
緊急時に乗り入れアリ?試運転実施済み
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
×
相鉄本線(横浜〜西谷間)×

相鉄車

乗り入れ路線乗り入れ可否
東急東横線
但し、日吉〜横浜間はダイヤ乱れ時のみ?(試運転実施済み)
横浜高速みなとみらい線
ダイヤ乱れ時のみ?(試運転実施済み)
東京メトロ副都心線
東京メトロ有楽町線(新木場〜小竹向原間)
ダイヤ乱れ時のみに極稀に入線?(試運転実施済み)
東武東上線(和光市〜小川町間)×
東武東上線(東武池袋〜和光市間)×
西武有楽町・池袋線(小竹向原〜練馬〜飯能間)×
西武池袋線(西武池袋〜練馬間)×
西武狭山線×
西武池袋・秩父線(飯能〜西武秩父間)×
東急新横浜線
相鉄新横浜線・本線・いずみ野線
(新横浜〜西谷〜二俣川〜海老名、湘南台間)
相鉄本線(横浜〜西谷間)

各パターンから各線区における乗り入れの条件まとめ

以上のことから、まとめは以下の通り。

  • 東急東横線の渋谷〜日吉間と東京メトロ副都心線の全線には、全ての車両が乗り入れを行う。
  • 東急東横線の日吉〜横浜間と横浜高速鉄道みなとみらい線の全線には、相鉄車以外の全ての車両が乗り入れを行う。但し、相鉄車も緊急時の代走で乗り入れる可能性はあり(もしくは間合い運用で営業運転に入る可能性も考えられる)。
  • 東京メトロ有楽町線の新木場〜小竹向原間は、東急車と相鉄車以外の10両編成の車両が乗り入れを行う。但し、東急車は緊急時の代走で乗り入れを行なっており、相鉄車も緊急時の場合は極稀に代走で乗り入れる可能性はあり。
  • 東武東上線は西武車と相鉄車以外の車両が乗り入れを行う。但し、8両編成の車両は和光市〜志木間のみの乗り入れであり、10両編成の東急車およびメトロ車は和光市〜小川町間のみの乗り入れに限られる。
  • 西武有楽町線・池袋線は東武車と相鉄車以外の車両が乗り入れを行う。但し、いずれも小竹向原〜練馬〜飯能間のみの乗り入れに留まり、飯能〜西武秩父間は西武40000系0番台の座席指定列車「S-TRAIN」に限られる。
  • 西武池袋線の池袋〜練馬間は、基本的に東急車とメトロ車は乗り入れを行わないが、緊急時において直通運転が中止された場合、臨時で東急車とメトロ車が乗り入れる場合がある。
  • 西武狭山線は、基本的に野球開催時のみの乗り入れに限られる。
  • 東急新横浜線は、2023年1月時点で、東急車10両編成と東武車と相鉄車のみ乗り入れが確定している。但し、緊急時を想定し東急車8両編成の試運転は行われたが、残る横浜高速車やメトロ車、西武車に関しては未だに試運転が行われていないためわからない(情報が出次第更新予定)。
  • 相鉄線内は、東急車10両編成と相鉄車のみ乗り入れを行う。但し、東急車10両編成において、相鉄本線の横浜〜西谷間においては、緊急時の代走等で乗り入れる可能性が高いが、間合い運用等で営業運転に就くかは定かでない。

ということとなります。

よって、2023年3月18日改正後において、最も運行可能範囲が広いグループは、

「東急車10両編成、すなわち東急5050系4000番台」となります。

自社の東横線は勿論のこと、みなとみらい線、副都心線、東武東上線、西武池袋線にも乗り入れ、加えて東急新横浜線、そして相鉄線にも乗り入れることが決まっています。

また、ダイヤ乱れ等による代走で有楽町線、西武池袋線の池袋〜練馬間も走行経験があり、野球開催時には西武狭山線にも乗り入れます。また、過去に4102Fが西武秩父線の西武秩父駅まで試運転を行なったことがある他、同じく4102Fが相鉄線内の試運転で相鉄本線の横浜〜西谷間にも乗り入れています。

以上のことから、定期運行だろうが臨時運行だろうがほとんどの路線に乗り入れられるユーティリティ性を最大限に兼ね備えているのが、東急車の10両編成と言えます。

しかし、これ以外のグループにおいても、運行範囲が広く、乗り入れる路線が多岐にわたっていることがわかります。

各直通系統と充当対応車両のまとめ(2023.3.18~)

最後に、各直通系統と充当対応車両に関してまとめます。

東横線・みなとみらい線〜副都心線

全ての車両が乗り入れに対応

東横線・みなとみらい線〜副都心線〜東武東上線

東急車、横浜高速車、メトロ車、東武車が乗り入れに対応

※東急車8両編成、横浜高速車、メトロ車8両編成の東武東上線への乗り入れは志木までに限る。

東横線・みなとみらい線〜副都心線〜西武池袋線

東急車、横浜高速車、メトロ車、西武車が乗り入れに対応

東横線・新横浜線〜副都心線(予定)

東急車、相鉄車が乗り入れに対応

※横浜高速車、メトロ車、東武車、西武車は定期乗り入れなし(横浜高速車除き試運転は実施済み)

東横線・新横浜線〜副都心線〜東武東上線(予定)

東急車が乗り入れに対応

※横浜高速車、メトロ車、東武車は定期乗り入れなし(横浜高速車除き試運転は実施済み)

相鉄線〜東横線・新横浜線〜副都心線

東急車10両編成、相鉄車が乗り入れに対応

相鉄線〜東横線・新横浜線〜副都心線〜東武東上線

東急車10両編成のみ乗り入れに対応

有楽町線内のみ

東急車10両編成、メトロ車10両編成、東武車、西武車、相鉄車が乗り入れに対応

※東急車10両編成、相鉄車はダイヤ乱れ時等における代走のみ運行

有楽町線〜東武東上線

東急車10両編成、メトロ車10両編成、東武車が乗り入れに対応

※東急車10両編成はダイヤ乱れ時等における代走のみ運行

有楽町線〜西武池袋線

東急車10両編成、メトロ車10両編成、西武車が乗り入れに対応

※東急車10両編成はダイヤ乱れ時等における代走のみ運行

まとめ:直通ネットワークで、活躍の幅が無限大に。

いかがでしたでしょうか?

今回は、相鉄・東急直通線開業後の、東急東横線系統に乗り入れる車両の運行範囲をまとめてみました。

合計6社の車両が一堂に会する東横線系統ですが、会社ごとに、編成両数的に、車両の仕様的に細かく運行範囲が定められていることがわかりました。

その中でも、上記でも取り上げたように、東急車の10両編成は非常に運行範囲が広く、横浜高速は元町・中華街まで、メトロは新木場まで(但し代走のみ)、東武は小川町まで、西武は飯能まで、相鉄は海老名or湘南台まで乗り入れるため、関東のあらゆる場所で活躍を見ることができます。

様々な車両が乗り入れることが醍醐味の直通運転。3月からの東横線直通に益々期待です!

今回はここまでとなります。最後までご覧くださいましてありがとうございました!

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