皆様、こんにちは。U5swです。
今回は、2024年3月のダイヤ改正における、相鉄線の改正内容が発表されたので、紹介します!
改正のトピックはこちら!
まずは、今回のダイヤ改正における具体的なトピックを発表します。
- 朝時間帯の西谷→横浜間の増発による混雑緩和
- 早朝時間帯の運行変更(主にJR線直通列車)
- 夕方時間帯以降の運行の調整(種別の格上げor格下げ、運行間隔の改善)
- 相鉄新横浜線の西谷行きの一部列車を海老名方面へ延長(逆に短縮もあり)
- 新横浜の乗車番線の変更、両数の変更等
改正日は2024年3月16日(土休日)、3月18日(平日)です。
①朝時間帯の西谷→横浜間の増発による混雑緩和<平日のみ>
平日朝の上り(海老名・湘南台→横浜・羽沢横浜国大・新横浜)列車の種別と行先の変更により、西谷→横浜間の増発を行い、横浜方面への混雑緩和を図ります。変更点は以下の通り。
- 海老名7:10発各停浦和美園行き(8両編成)→海老名7:09発通勤急行横浜行き(10両編成?)に変更
- 湘南台7:17発通勤急行横浜行き(10両編成)→湘南台7:16発各停浦和美園行き(8両編成)に変更
- 湘南台7:23発各停横浜行き(10両編成)→湘南台7:21発通勤急行横浜行き(10両編成?)に変更<各停横浜行きは西谷始発に変更>
- 湘南台8:19発各停横浜行き(10両編成)→湘南台8:18発快速横浜行き(10両編成?)に変更<各停横浜行きは西谷始発に変更>
※編成両数に関しては目黒線直通各停以外は予想(但しラッシュ時なので10両編成が濃厚)
※4の快速横浜行きは、西谷で海老名8:30発特急浦和美園行きと接続(海老名→横浜の所要時間は28分となる)
※上り列車が増発するため、折り返しの下り列車も増発する
上記の1~4の変更に伴い、優等列車を2本増発し、代わりに各駅停車を西谷始発に変更することで、朝時間帯の西谷→横浜間の運行本数を2本増発して、横浜方面への混雑緩和を図ります。
また、1,2の通勤急行と目黒線直通各停の始発駅を入れ替えることで、いずみ野線区間(湘南台→二俣川)より利用者の多い本線区間(海老名→二俣川)に10両編成の車両を入れて混雑緩和を図ります。
ダイヤ改正後の平日朝上りの予想時刻表は以下の通り(直通線方面の行先は改正前の行先をそのまま踏襲している)。
相鉄・東急直通線が開業して、新横浜・都心方面へのダイレクトアクセスが確立され、これまで横浜駅で乗り換えていた利用者のほとんどが直通線方面へ流れるものと見ていましたが、相鉄沿線からの通勤通学の主目的地は“横浜駅”であり、また、これまでの都心方面の利用者も、横浜駅乗り換えが便利or直通線の運賃が高すぎる余り変更できないなどといった事情もあって、横浜方面への利用が集中しています。
特に、西谷から横浜までノンストップで走る通勤急行や特急に利用が集中しており、通勤急行や特急に直接乗車する方に加えて、二俣川や西谷で他列車と接続することで、乗り換えで乗車してくる方も多いことが要因です。この混雑問題は度々問題としても挙げられています。
今回、ダイヤ改正で各停浦和美園行きと始発駅を交換することとなった、湘南台7:17発通勤急行横浜行きは、二俣川でこの各停浦和美園行き(海老名始発)と接続、更に西谷では海老名7:23発特急赤羽行きと接続を行なってから横浜に向かいますが、
いずみ野線および二俣川・鶴ヶ峰・西谷からそのまま乗車してきた客+二俣川で各停浦和美園行きから乗り換えてきた客+西谷で特急赤羽行きから乗り換えてきた客
の乗客3重コンボにより、手に負えないほどの混雑が集中していました。
そのため、湘南台7:21発の通勤急行横浜行きを設定することにより、従来の通勤急行の乗客3重コンボの内、特急赤羽行きから乗り換えてきた客をこちら側に誘導することで、混雑の分散を図る狙いがあると考えています。そのため、改正後の海老名7:09発通勤急行横浜行きは、二俣川での湘南台7:16発各停浦和美園行きのみ接続を行い、西谷で特急赤羽行きの到着を待たずに横浜へ向かうものと思われます。
また、同じく新設される湘南台8:18発快速横浜行きを設定することにより、従来は西谷8:43発の通勤急行横浜行きから次の西谷8:54発快速横浜行きが来るまで11分も空いていた優等列車のダイヤホールを解消することで、横浜方面への速達性を向上します。これまで各停横浜行きとの接続に留まっており、横浜へは瀬谷で追い抜いた快速横浜行き(西谷8:54発)まで待つ必要があった、海老名8:30発特急浦和美園行きからの乗り換えによる横浜への所要時間は、32分から28分へ4分短縮されることとなります。
②早朝時間帯の運行変更
❶ 早朝時間帯のJR直通列車を新たに1往復設定、代わりに夜間帯の1往復を削減<平日・土休日共通>
早朝時間帯の増発
早朝時間帯に海老名発JR線直通の新宿行き、および折り返しのJR新宿始発海老名行きを1往復設定し、相鉄・JR直通線の運行時間帯を拡大します。新たに設定する列車の時刻は以下の通り。
上りの新宿行きは相鉄線内特急、下りの海老名行きは相鉄線内各停で運行されます。
この列車の新設により、従来の始発時刻と比較して、
- 上り(新宿行き)
- 海老名 5:43→5:24(19分繰り上げ)
- 大和 5:50→5:31(19分繰り上げ)
- 二俣川 5:57→5:38(19分繰り上げ)
- 西谷 6:01→5:43(18分繰り上げ)
- 羽沢横浜国大 6:05→5:47(18分繰り上げ)
- 下り(海老名行き)
- 新宿 6:58→6:31(27分繰り上げ)
- JR渋谷 7:03→6:37(26分繰り上げ)
- 大崎 7:10→6:44(26分繰り上げ)
- JR武蔵小杉 7:19→6:53(26分繰り上げ)
となっており、上りは20分弱、下りは30分弱の繰り上げとなります。よって、相鉄沿線から渋谷・新宿方面への早朝アクセス、および、都心方面・武蔵小杉から横浜国立大学(最寄り:羽沢横浜国大)・神奈川圏央部への早朝アクセスが実現することとなります。
夜間帯の削減
一方で、特に利用者が少なく、相鉄・東急直通線の開業によって、ルートがほぼ被っている東横線直通に利用が流れていることもあり、相鉄線内を上り21時台・下り23時台に運行するJR直通列車の運行を1往復取り止めます。そのため、JR直通列車全体の運行本数は±0本となっています。
ここで、現行ダイヤにおいて、どの1往復を削減する可能性があるのかに関してですが、個人的な削減列車に関しては、
- 上り:海老名21:05発各停新宿行き
- 大和21:15発、二俣川21:30発、西谷21:38発、羽沢横浜国大21:42発、新宿23:21着
- 下り:新宿22:36発特急海老名行き
- 羽沢横浜国大23:18着、西谷23:21着、二俣川23:27着、大和23:34着、海老名23:43着
この列車が削減されると予想しています。理由としては、JR線直通列車における運行間隔が若干短いことから、間引きしてバランスを整える可能性が高いからです。現行ダイヤだと、
- 上り新宿行き(羽沢横浜国大発、21時以降〜終電)
- 21:07-(18分)-21:25-(17分)-21:42-(25分)-22:07-(26分)-22:33
- 下り海老名行き(新宿発、22時手前〜終電)
- 21:56-(20分)-22:16-(20分)-22:36-(15分)-22:51-(24分)-23:15
この予想削減対象列車(赤線)の前後で間隔が短いことから、削減して運行間隔を間引きするものと思われます。但し、そのまま削減してしまうと、上りは42分、下りは35分も列車が来ないとなるため、その周辺の列車の時刻も調整したダイヤを組むと思われますが、JR線内において複数の路線や系統(東海道貨物線、横須賀線、湘南新宿ライン、埼京線、成田エクスプレス)に乗り入れて運行を行なっているため、時間の調整が思うようにいかずに、極端なダイヤホールが発生することは十分あり得るでしょう。
❷ 新設したJR直通新宿行きから、新横浜方面へのアクセスも確保<平日のみ>
❶の特急新宿行きは、西谷で西谷始発の各停川越市行きに接続します。
この各停川越市行きは、西谷発の時刻を5:48から5:46に2分繰り上げることで、西谷での乗り換えがスムーズになります(同時に、横浜5:31発の各停海老名行きからも乗り換え可能、また、従来の海老名始発快速横浜行きからも乗り換え可能)。また、新横浜駅での東海道新幹線への乗継<ひかり533号広島行き(6:00発)、臨時のぞみ97号博多行き(6:03発)>に余裕が生まれます。
③夕方時間帯以降の運行の調整(種別の格上げor格下げ、運行間隔の改善)
❶下りの横浜発、およびJRor東急からの直通列車における、種別の格上げと格下げを実行<平日・土休日共通>
横浜発海老名行き快速と、JRor東急目黒線から直通の海老名行き特急が西谷駅で互いに接続するパターンにおいて、一部の列車を、
- 横浜発海老名行き快速を、横浜発海老名行き特急に格上げ
- JRor東急目黒線から直通の海老名行き特急を、JRor東急目黒線から直通の海老名行き各停に格下げ
この形に変更します。これにより夜時間帯の横浜→海老名間を走る特急が増加します。
今回は平日・土休日共に夕夜間帯の快速海老名行き5本が、特急海老名行き5本に変更されると共に、西谷で直通線からの各停海老名行きに接続して、西谷→海老名間の特急通過駅の利便性を保ちます。対象列車と接続列車(予想)は以下の通り。
相鉄では、23年の改正で急行の運行が休止となり、夕夜間帯における横浜発の優等列車がほぼ快速となってしまってました。加えて、特急の運行もJRや東急からの直通列車のみの充当となっており、西谷での乗り換えがマストとなっていました。
今回で一部の快速を特急に置き換えることで、横浜から二俣川・大和・海老名へは乗り換えなしで早く辿り着けることができる他、JRや東急からの列車が各停になったことで、特急通過駅へ乗り換えなしで辿り着けるようになります。
❷上りの横浜行き、およびJRor東急への直通列車における、種別の格上げと格下げを実行<平日のみ>
一方で、平日のみではありますが、海老名発横浜行き特急を増発し、一部の海老名発横浜行き快速を格上げ、また、一部のJR線直通特急と東急目黒線直通特急を、JR線直通各停と東急目黒線直通各停に格下げします。
今回は、平日の夕夜間帯に海老名発の特急横浜行き7本が増発されます。増発される特急と西谷における直通線方面の列車の接続、および快速から特急に格上げされる列車の候補を以下に挙げてみました(※ほとんどが現行ダイヤをベースにした予想です、参考程度に)。
下り同様、横浜行きの特急を増やして海老名・大和・二俣川から横浜へ乗り換えなしで辿り着けることができ、同時に西谷で直通線方面の列車と接続することで、アクセスを確保しています。
ただ、上りに関しては、現行ダイヤにおいて、特急が全く運行されない時間帯が長く(海老名発だと20:00の次は22:10まで運行されない)、海老名→西谷間を各駅に停車する列車(各停と快速)の本数が過剰気味であったため、一部を特急に格上げして運行本数の適正化を図るものと思われます。
❸いずみ野線内のダイヤホール解消<平日・土休日共通>
22時台のいずみ野線において、二俣川駅発車時刻が概ね均等になるよう調整がなされます。これに併せて、特に運行間隔の空いている時間帯に、湘南台行きを1本増発することで、ダイヤホールを解消します。
平日では二俣川21:53~22:13の間に、土休日では21:52~21:11の間に1本増発し、19~20分のダイヤホールが生じていた時間帯が概ね10分間隔での運行となります。
ここからは、現行ダイヤを基準にどの列車が間に入るのかを予想します。
まず、平日ダイヤにおける、21:53~22:13の間とその前後に二俣川を発車する列車を以下に列挙すると、
- 21:50発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川21:49着>
- 21:53発 各停湘南台行き<横浜始発、二俣川21:46着>
- 21:55発 各停大和行き<横浜始発、二俣川21:54着>
- 21:58発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川21:57着>
- 22:08発 特急海老名行き<新宿始発、二俣川22:08着>
- 22:11発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川22:10着>
- 22:13発 各停湘南台行き<横浜始発、二俣川22:04着>
- 22:14発 各停海老名行き<志木始発、二俣川22:13着>
これがダイヤ改正より、新横浜21:41発各停西谷行き(西高島平始発)が、新横浜21:45発特急海老名行き(西高島平始発?)となり、西谷で快速海老名行きに、二俣川で各停湘南台行きに接続します。よって、現行の二俣川21:55発の各停大和行き<横浜始発、二俣川21:54着>が、改正後は各停湘南台行きに変わるものと思われます。
また、先述の通り、横浜23:55発快速海老名行きが、改正後横浜23:57発特急海老名行きに格上げされる代わりに、JR新宿21:16発、羽沢横浜国大21:59発の特急海老名行きが、改正後各停海老名行きに格下げされます。
さらに、2024年2月15日に東武のプレスリリースによって明らかとなった情報ですが、東武東上線の志木20:39発で、新横浜21:57発、二俣川22:13着/22:14発の各停海老名行きが、改正後は各停湘南台行きに行先が変更となります(プレスは以下の通り)。
以上の2点の変更により、現行の横浜21:46発の各停湘南台行き<二俣川22:04着/22:13発>が、改正後は各停西谷行きに変わることが濃厚であり、西谷→湘南台間は志木から直通でやって来る各停湘南台行きが役割を担うこととなるでしょう。
これらの変更点を踏まえて、運行間隔ならびに接続のバランスを整えた結果、以下のようになると予想しました。
- 21:50発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川21:49着>
- 21:51発 各停湘南台行き<横浜始発、二俣川21:46着>
- 21:58発 特急海老名行き<西高島平始発、二俣川21:57着>(※増発)
- 22:01発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川22:00着>
- 22:02発 各停湘南台行き<横浜始発、二俣川21:54着>(※増発)
- 22:09発 特急海老名行き<横浜始発、二俣川22:08着>(※種別格上げ)
- 22:12発 各停海老名行き<新宿始発、二俣川22:06着>(※種別格下げ)
- 22:14発 各停湘南台行き<志木始発、二俣川22:11着>(※終着駅変更)
なお、停車時間や走行時間を若干調整したことで、横浜始発特急と新宿始発各停による海老名行き同士の緩急接続を西谷から二俣川に変更、西谷で特急海老名行き<横浜始発>と各停湘南台行き<志木始発>、二俣川で各停海老名行き<新宿始発>と各停湘南台行き<志木始発>がそれぞれ対面で接続できるようにしています。
次に、土休日ダイヤにおける、21:52~22:11の間とその前後に二俣川を発車する列車を以下に列挙すると、
- 21:47発 特急海老名行き<新宿始発、二俣川21:46着>
- 21:50発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川21:49着>
- 21:52発 各停湘南台行き<横浜始発、二俣川21:44着>
- 21:59発 特急海老名行き<浦和美園始発、二俣川21:58着>
- 22:01発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川22:01着>
- 22:07発 各停海老名行き<新宿始発、二俣川22:07着>
- 22:11発 各停湘南台行き<東急渋谷始発、二俣川22:10着>
- 22:14発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川22:13着>
これがダイヤ改正後は、現行の横浜21:36発各停西谷行きを、西谷→湘南台間を延長運行する形で増発するものと思われます。よって、
- 21:47発 特急海老名行き<新宿始発、二俣川21:46着>
- 21:50発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川21:49着>
- 21:52発 各停湘南台行き<横浜始発、二俣川21:44着>
- 21:59発 特急海老名行き<浦和美園始発、二俣川21:58着>
- 22:01発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川22:01着>
- 22:02発 各停湘南台行き<横浜始発、二俣川21:55着>(※増発)
- 22:07発 各停海老名行き<新宿始発、二俣川22:07着>
- 22:11発 各停湘南台行き<東急渋谷始発、二俣川22:10着>
- 22:14発 快速海老名行き<横浜始発、二俣川22:13着>
このようなダイヤになるものと思われます(※発車時刻は予想)
❹新横浜を発車する西谷行きの一部を延長運転<平日・土休日共通>
新横浜を21時以降に発車する西谷行きの一部列車を、大和行きor海老名行きとして延長運行します。対象列車は以下の通りです(時刻は新横浜発)。
- 平日:5本の西谷行きを、1本を大和行き、4本を海老名行きに延長運行。
- 21:41発各停西谷行き(西高島平始発)→21:45発特急海老名行き(西高島平始発?)に変更
- 西谷で快速海老名行きに、二俣川で各停湘南台行きに接続
- 22:04発各停西谷行き(西高島平始発)→22:05発各停大和行き(西高島平始発?)に変更
- 西谷(二俣川?)で各停湘南台行きに接続
- 22:37発各停西谷行き(新横浜始発)→22:40発各停海老名行き(新横浜始発)に変更
- 23:18発各停西谷行き(西高島平始発)→23:17発特急海老名行き(西高島平始発?)に変更
- 西谷で快速海老名行きに接続
- 23:46発各停西谷行き(赤羽岩淵始発)→23:46発各停海老名行き(赤羽岩淵始発?)に変更
- 二俣川で特急海老名行きに接続
- 21:41発各停西谷行き(西高島平始発)→21:45発特急海老名行き(西高島平始発?)に変更
- 土休日:2本の西谷行きを、海老名行きに延長運行。
- 22:23発各停西谷行き(西高島平始発)→22:22発各停海老名行き(西高島平始発?)に変更
- 西谷で特急海老名行きに、二俣川で各停湘南台行きに接続
- 23:41発各停西谷行き(赤羽岩淵始発)→23:41発各停海老名行き(赤羽岩淵始発?)に変更
- 西谷で各停湘南台行きに接続
- 22:23発各停西谷行き(西高島平始発)→22:22発各停海老名行き(西高島平始発?)に変更
以上の延長運行によって、西谷→海老名間が乗り換えなしで利用することができ、また、接続列車の確保によって、特急通過駅やいずみ野線へのアクセスも更に便利になるでしょう。
なお、西谷→海老名間の運行延長もあれば、逆に西谷行きに短縮する列車も現れる模様です。この列車に関しては、具体的にどの列車となるかわかりません。
④新横浜折り返し列車の乗車番線変更<平日・土休日共通>
現行ダイヤにおいて、相鉄線から新横浜で折り返して相鉄線方面へ向かう列車(平日は22:31着/22:37発と23:56着/0:03発の2本、土休日は6:15着/6:21発、<送り込み回送>/0:19発の2本)が設定されていますが、この折り返し列車の乗車ホームが、4番線から2番線に変更となります。
新横浜駅のホーム構造は2面3線となっており、1番線、2・3番線、4番線となっています。
- 1番線: 相鉄線ホーム(東急からの直通列車のみ)、東急線からの新横浜折り返し乗車用ホーム
- 2番線: 相鉄線ホーム(東急からの直通列車、相鉄からの折り返し列車)、東急線からの新横浜止まり降車用ホーム
- 3番線: 東急線ホーム(相鉄からの直通列車、東急からの折り返し列車)、相鉄線からの新横浜止まり降車用ホーム
- 4番線: 東急線ホーム(相鉄からの直通列車、東急からの折り返し列車)、相鉄線からの新横浜折り返し乗車用ホーム
この内、2・3番線のホームは、主に東急からの新横浜折り返し列車がメインで使用しており、相鉄からの新横浜折り返し列車は4番線からの発車となっています。よって、主に1・2番線から発車する相鉄線の列車が、東急線ホームの4番線から発車することから、乗り場の間違いや誤乗車が発生するリスクが生じていました。
今回の改正で相鉄線ホームの2番線から発車することにより、乗り場の間違いや誤乗車をなくす狙いがあると思われます。
⑤ 両数の変更<平日のみ>
横浜16:39発特急海老名行きは、現行では8両編成での運行となっていますが、改正後は10両編成での運行に変わります。これにより、混雑の緩和を図ります。
この運用の運行番号は、34G(東急目黒線直通の相鉄車運用)であり、基本的に相鉄21000系の固定運用となっています。海老名に17:05の到着後は、折り返し17:08発の特急浦和美園行きの運用に就きます。間合い運用として横浜発の特急海老名行き(その前は海老名発の快速横浜行き)に入っていますが、海老名での折り返し時間が僅か3分しかないことから、遅延が発生した際の折り返し駅での回復運転が厳しいことと、8両編成では混雑が激しいことから、10両編成の運用に変更するものと思われます。
<その他> 新横浜での東海道新幹線への乗り換え時間の確保
相鉄新横浜線の新横浜駅乗り入れによって、新幹線との乗り換えが可能となり、相鉄沿線から新横浜まで向かい、新幹線を利用する客が多くなった印象にあります。
しかし、相鉄線の新横浜駅ホームは地下4階にあり、新幹線のホームに向かうには時間がかかってしまう構造となっており、中には早足で乗り換えないと、目的の新幹線に乗車できない(逆も然り)ことがあります。
そこで、一部列車において、新横浜駅での到着時刻の調整を行い、新幹線への乗り換え時間を確保し、余裕を持った乗り換えを実現するとのことです。詳細に関しては後日発表がなされます。
まとめ: 利用実態に合わせた改正に。
いかがでしたでしょうか?
今回は相鉄線の2024年3月ダイヤ改正に関してまとめました。
朝時間帯や夕夜間帯の増発など、全体的に利用実態に合わせた改正内容と言えると思います。
しかし、個人的に実現して欲しかった改正内容も幾らかありますので、次回紹介したいと思います。続編をお楽しみに。
今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました!
相鉄線ダイヤ改正(JR直通線のJR区間のダイヤ改正)のリンクは以下よりご覧ください。
https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2024/pressrelease/pdf/r24-20-1oe.pdf
https://www.jreast.co.jp/press/2023/yokohama/20231215_y01.pdf
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