【遂に中央東線用も登場!】JR東日本の”E131系”のこれまでとこれから

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皆様、こんにちは。U5swです。

今回はJR東日本の新時代の顔として活躍の場を拡大し続けている”E131系”のこれまでとこれからを振り返っていきます。

E131系とは?

まず、E131系という車両は、主にJR東日本のローカル線や地方・小規模路線向けに2020年より製造されている新型通勤型車両であり、

  • 既存車両の置き換え
  • 現状の輸送人員に応じた輸送力の適正化
  • ワンマン運転の拡大

上記の3つを実現するために各線区で導入が行われています。

E131系の導入が完了した線区、これから導入を行う線区のまとめ

E131系に関しては、2020年の房総地区末端と鹿島線用に導入された0番台を皮切りに、現在大まかに5つの線区での導入が完了しています。その路線と番台区分は以下の通り。

  • 0番台(2021年〜)
    • 内房線・外房線末端区間
    • 鹿島線
  • 500番台(2021年〜)
    • 相模線
  • 600番台(2022年〜)
    • 東北本線(宇都宮線末端部)
    • 日光線
  • 1000番台(2023年〜)
    • 鶴見線
  • 800番台(2025年〜)
    • 仙石線

そして、つい先日JR東日本より公式発表がなされ、早くも第1編成と第2編成がJ-TREC新津工場から出場した200番台が登場しました。

  • 200番台(2026年〜<予定>)
    • 中央本線(東線)・篠ノ井線・信越本線

なお、各番台の最終増備車の1〜2編成に関しては、線路設備モニタリング装置を搭載している関係で、車内の一部区画にデッドスペースが設けられており、基本の編成よりも乗車定員が少なくなっています。これらの車両は従来の番台に+80された番台区分となっています(80番台,580番台,680番台,1080番台,880番台,280番台<予定>)

E131系各番台の特徴を深掘り。

0番台

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  • 営業運転開始:2021年3月13日
  • 編成両数:2両編成(1M1T、クモハE131-クハE130)
  • 導入本数:2両編成12本(内2本は80番台)
  • 制御装置:日立製ハイブリッドSiC-VVVF
  • 営業運転区間
    • 内房線・外房線末端区間(木更津〜安房鴨川〜上総一ノ宮間)
    • 成田線・鹿島線(成田〜佐原〜鹿島神宮間※)
      • 成田〜佐原間は送り込みor返却運用のみ、基本的な運行区間は佐原〜鹿島神宮間

E131系の元祖が房総地区末端部と鹿島線用に製造された0番台です。これまで209系4両編成での運行区間が主でしたが、輸送密度が低いことから、2両編成に短編成化して適正化を図りました。加えて、同区間でのワンマン運転を実現するために導入されました。

E131系では唯一、車内の座席に2+2列のボックスシートを搭載している番台となっています。また、クハE130側には車内トイレが付いています。

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基本的には2両単体での単独運転が基本ですが、同形式を2本繋いだ4両編成、3本繋いだ6両編成での運行も可能です。

500番台

  • 営業運転開始:2021年11月18日
  • 編成両数:4両編成(2M2T、クモハE131-サハE131-モハE130-クハE130)
  • 導入本数:4両編成12本(内2本は580番台)
  • 制御装置:日立製ハイブリッドSiC-VVVF
  • 営業運転区間
    • 相模線(茅ヶ崎〜橋本間)

1991年の相模線電化時より営業運行を行なっていた205系500番台の置き換えと、相模線でのワンマン運転開始のために導入されたのが500番台です。先立って2021年11月18日より営業運行を開始し、2022年3月12日のダイヤ改正と共にワンマン運転を開始しました。

既存の205系500番台の車内仕様と相模線の路線事情を反映し、0番台とは異なりオールロングシートを採用(以降、どの番台も全てオールロングシートとなる)し、車内トイレは付いていません。

基本的に相模線のみでの営業運行のため、併結は一切考慮されておらず、電気連結器が装備されていません。なお、デビューから2022年3月11日までの4ヶ月弱は、横浜線の橋本〜八王子間にも乗り入れ、八王子にも顔を出していましたが、改正による相模線のワンマン化により乗り入れしなくなりました(2026年3月13日より横浜線でもワンマン運転が開始されたが、横浜線のホームドア規格に相模線の車両が対応していないため、今後復活することはない)。

600番台

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  • 営業運転開始:2022年3月12日
  • 編成両数:3両編成(1.5M1.5T、クモハE131-モハE131-クハE130)
  • 導入本数:3両編成15本(内2本は680番台)
  • 制御装置:日立製ハイブリッドSiC-VVVF
  • 営業運転区間
    • 東北本線(小山〜宇都宮〜黒磯間※)
      • 小山〜宇都宮間は送り込みor返却運用のみ、基本的な運行区間は宇都宮〜黒磯間
    • 日光線(宇都宮〜日光間)

東北本線の内、宇都宮線の末端区間である宇都宮〜黒磯間と日光線で営業運行を行なっていた205系600番台の置き換えと編成両数の適正化、および同区間でのワンマン運転を実現するために導入されたのが600番台です。ダイヤ改正当日の2022年3月12日よりデビューし、同時にワンマン運転を開始しました。従来の205系が4両編成だったのに対し、E131系600番台は3両編成と編成両数が少なくなっています。

既存の205系600番台の車内仕様を反映し、オールロングシートを採用し、車内トイレはクハE130に付いています。

東北本線・日光線共に3両編成単独での運用が基本となっていますが、東北本線に限りラッシュ時間帯を中心に、2本繋いだ6両編成での運用も存在します。

1000番台

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  • 営業運転開始:2023年12月24日
  • 編成両数:3両編成(1.5M1.5T、クモハE131-モハE131-クハE130)
  • 導入本数:3両編成8本(内1本は1080番台)
  • 制御装置:日立製ハイブリッドSiC-VVVF
  • 営業運転区間
    • 鶴見線(鶴見〜扇町・大川・海芝浦間)

鶴見線の205系1100番台の置き換えと、鶴見線内のワンマン運転を実現するために導入されたのが1000番台です。2023年12月24日にデビューし、2024年3月のダイヤ改正よりワンマン運転を開始しました。

鶴見線は急カーブの多い路線であることから、車両限界が厳しいため、従来の拡幅車体を採用せず、ストレート車体を採用しているため、他の番台とは独特のデザインとなっています。また、車内はオールロングシートで車内トイレは付いていません。

他に、客用扉の車内側の化粧板が省略されており、ステンレス剥き出しとなっています(以後、登場する番台の客用扉は全てこのタイプへ)。

800番台

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  • 営業運転開始:2025年12月1日
  • 編成両数:4両編成(2M2T、クモハE131-サハE131-モハE130-クハE130)
  • 導入本数:4両編成14本(内2本は880番台)
  • 制御装置:三菱製ハイブリッドSiC-VVVF
  • 営業運転区間
    • 仙石線(あおば通〜石巻間)

仙石線の205系3100番台の置き換えと、仙石線(普通)のワンマン運転を実現するために導入されたのが800番台です。2025年12月1日にデビューし、2026年3月のダイヤ改正でワンマン運転を開始しました。

仙石線のあおば通〜東塩釜間では、信号保安装置がATACSとなっているため、ATACS対応機器を搭載しています。その関係からか、E131系の中で唯一前面の貫通扉が省略された非貫通スタイルとなっています。また、制御装置が唯一三菱製のVVVFインバータ制御となっています。

車内は205系3100番台のスタイルを踏襲し、座席はオールロングシートを採用(一部205系に採用されていたデュアルシートの採用はナシ)、車内トイレはクモハE131に付いています。

200番台

  • 営業運転開始:2026年秋頃<予定>
  • 編成両数:3両編成(1.5M1.5T、クモハE131-モハE131-クハE130)
  • 導入本数:3両編成20本(内数本は280番台?)<予定>
  • 制御装置:日立製ハイブリッドSiC-VVVF
  • 営業運転区間<予定>
    • 中央本線(高尾〜塩尻間)
    • 篠ノ井線(塩尻〜篠ノ井間)
    • 信越本線(篠ノ井〜長野間)

主に中央本線(東線)、篠ノ井線、信越本線の普通列車の主力車両である211系の置き換え用として、200番台の導入が発表され、先日第1編成と第2編成が揃ってJ-TREC新津工場から出場しました。第1陣としては、3両編成20本が導入される予定であり、既存の211系の内6両固定編成の大半を置き換える予定とのことです(暫くは3両編成2本を繋いだ6両編成で運行予定)。

なお、211系を完全に置き換え切るには明らかに導入本数が足らなさすぎるため、デビュー後にワンマン運転を行うのか否かは不透明です。

車内の仕様としては4ドアのオールロングシートであり、車内トイレも設置予定です。従来の211系は3ドアかつ、一部編成にはボックスシートを採用している編成もいますが、高尾駅でのホームドアの関係や、甲府地区でのラッシュ輸送の関係から4ドアオールロングシートとなっています。

また、近年の物価上昇に伴う原材料の高騰が続いている影響からか、製造費のコストダウンを図るために、車内案内表示器が従来のLCDからLEDに退化しています。但し、211系に車内案内表示器がないことからサービスレベルは向上していますし、地方線区向けのためLEDでも十分な気はします(房総転用のE233もLCD→LEDに退化しているため、この傾向はやむを得ないのかもしれない)。

なお、現在の211系は中央線の辰野支線をはじめ、JR東海区間の中央西線の中津川〜塩尻間や、飯田線の飯田〜辰野間の乗り入れも行なっていますが、今回のE131系200番台の導入においてこれらの線区で使うことは一切言及がなされていませんし、今後増備される場合にこれらの区間に乗り入れるかは不明です。

まとめ:多種多様のバリエーションに富んだ地方線区の顔へ。

いかがでしたでしょうか?

今回はJR東日本のE131系のこれまでの振り返りと今後の展開をまとめて紹介しました!

既に6種類のE131系が登場し、各線区に応じたバラエティ溢れる形式になっており、どれも特徴があって面白い形式となっています。今後もさらにE131系が増え続けていくため、ますます当形式の躍進は止まらないでしょう。

今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました!

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